恋愛の研究は主に”認知系”や”心理学系”の「愛ってなに?」というものからIT技術を使って恋愛を拡張させるものまで様々なものが存在します。
ここでは技術を使ったどのような研究があるかを紹介します。
#調査研究
主にマッチングサービスが公開している情報です。
膨大な情報を処理し、よりよいサービス開発に使われます。
zooskがまとめたデータでは
男性は午前9-10時に女性は午後10-11時に頻繁にアクセスをするそうです。つまり、その時間帯の少し前くらいにメッセージを送ると返信してくれる確率が上がるかもしれません。
また、okcupid が写真とメッセージの受信数に関しておもしろい発表をしました。
okcupidはサービス上に見ている人の顔を1~5で評価する機能を一時的に追加しました。
その結果、3や4と評価が多く3.2と評価されてもメッセージはこないが、5と1が多いため評価が3.2になると平均より倍以上メッセージを受信していることがわかりました。
つまり、メールを送るのはその人を5と評価する人が多いということなので、メッセージを受け取りたいなら、どの層からメッセージを受け取りたいかを考えたほうが良さそうです。
#アルゴリズム研究
マッチングのアルゴリズは非常に複雑なため、各社研究をしています。
okcupidは登録時に何百問という質問に回答させ、マッチングさせています。
しかし、okcupidは一時的に事実ではないマッチ率をユーザに提示させたところ、虚偽のマッチ率が高くてもマッチ率が上昇したことを発表しています。
#インタラクション
インタラクション系の研究は特にアカデミックな分野で進んでいます。
MITがお互いのモニターにクリックすることで色が変わるボタンと表示させました。その結果、ただ色が変わるという現象に人間は意味を感じとり、ミニマルなアクションでも愛情が伝わる可能性を示唆しました。論文
他にもオリジナルなデバイスを開発したり、様々なものが存在します。
日本はどの分野も発展途上ですが、少しづつ日本でも認知度が高まっているので今後に期待です。