Advent Calendar 12/17では、今年のCODE for IKOMAの活動をまとめてみたいとおもいます。
CODE for IKOMAは、奈良県の北西部に位置する奈良県生駒市で、生駒市の市民活動団体として活動しています。2014年1月に1人で立ち上げてから、間もなく丸3年を迎えます。
アプリのリリースや、アイデアソン・ハッカソン等のイベント開催を通して、参加者が増えて来ていること、そして様々な方面から取材のお声がけがあることなど、少しずつではありますが広がって来ていることに、感謝の日々です。
いざという時のための CODE for コミュニティの役割
元々、CODE for IKOMAを立ち上げたきっかけといえば、私の場合は今後の防災のことを考え、いざという時の繋がりをつくれるように、という気持ちがあったからでした。
今年の、アーバンデータチャレンジ奈良ブロック・キックオフのタイミングでお話する機会をいただき、新しくコミュニティに参加されている皆さんにも知っていただくタイミングになりました。
https://speakerdeck.com/takuya310/rokarukomiyuniteitoitgaguo-tasuyi-ge
こういった観点から、奈良県社会福祉協議会さんから取材を受けたり、主にCode forのメンバーで構成されるTKM47(地域キーマンネットワーク)にも参加したりしています。TKM47に関しては、災害が発生した際などに、他の地域から情報の後方支援をするための地域間ハブづくりを命題にしており、ハブづくりにITを活用していきます。普段は、地元自慢などでゆるく繋がっていっているので、ご興味あるかたはお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。
TKM47 Facebookページ
https://www.facebook.com/TKeyMan47/
子ども向け本お薦めアプリ「なによも?」
CODE for IKOMAの中では、有志によるプロジェクトも生まれています。
地域密着型 子ども向け本お薦めアプリ「なによも?」の開発プロジェクトは、CODE for IKOMAが生駒市と2014年に協働を行なった、「子育てアプリ開発提案プロジェクト」で最優秀賞を授賞した作品で、今年再起動を果たし、開発が進んでいます。MashupAwards12へも応募するなど、活発に活動しています。
子ども向け本お薦めアプリ「なによも?」 紹介スライド
http://www.slideshare.net/KeikoNoda/2016-71029026
プロジェクトリーダーの野津さんから、Advent Calendarへの熱いメッセージが届きました!
Code for Ikomaのメンバー7名を中心に生駒っ子たちのために図書館本をお薦めするアプリを開発中です。
市長や市図書館長、保育園関係者、ボランティアのお話の会の方など色々な人たちと相談しながら、支えられながら、街のみんなで未来の我が街を支える子どもたちのために取り組んでいます。
完成した時の子どもたちの顔が楽しみです。
全員、本業を持ちながら、子育てしながら開発していますので大変です。
でも、見ている先が同じで、個人にも得られるものも多い(技術的に教え合うとか)ので苦ではありません。
最高のメンバーです!ありがとう!
みんなcode forのプロジェクトを始めてみよう!やみつきになりますよ。
このアプリが完成した際にはオープンソースにして全国のcode forにカスタマイズして使って貰いたいと考えています。
Don't miss it!
IKOMA Civic Tech Award
CODE for IKOMAでは、2016年度は生駒市と協働してCivic Tech AwardとCivic Tech Partyを行なっています。それぞれ、アプリコンテストと、コンテストのための啓蒙活動という位置付けです。
CODE for IKOMAとしては、ITが詳しくない人にハードルを下げられるよう、ライセンスについて学ぶ機会を設けたり、異分野の人にも関わってもらえるように、建築分野で有名なブルーノ・タウトの都市計画を取り上げたり、地域の観光ボランティアさんと街歩きを行なって地域を知る試みなどを盛り込み、工夫を凝らしました。Awardは2017年2月3日までの募集期間を経て、3月4日のオープンデータデイに最終審査会が行われます。
協働を行っている生駒市市民活動推進センターさんから、メッセージをいただきました!
生駒市では、オープンデータの利活用による市民活動の推進をめざして、「IKOMA Civic Tech Award 2016」を開催しています。
以前から生駒市では子育てアプリ開発プロジェクトを開催したり、Mashup Awards Hackathonに参加するなど、市民のみなさんとITによるまちづくりに取組んできました。このAwardでは、5回の講座と生駒の未来アプリ・アイデアコンテストを行ないます。
市で導入したFixMyStreetという道路の不具合をWEBで報告するシステムや、国会図書館での情報の集め方・クリエイティブ・コモンズについて、昭和初期に計画されていた幻の生駒山嶺小都市計画の魅力を発掘しITで発信、実際に街歩きをしてのマッピングなど多彩な内容で多くの人にご参加いただいています。
これと平行して、コンテストの作品募集を行なっています。暮らしで困っていることが解決できたり、当市の魅力を伝えられるようなアプリや、そのアイデアを募集しています。応募された作品は、一般公開し市民の皆さんによる投票も行ないます。締切は平成29年2月3日、最終審査3月4日にはプレゼンテーションを行い、最優秀賞には10万円の賞金も出ます。たくさんのご応募をお待ちしています。詳細は https://ikoma-civic.tech/ をご覧ください。
この事業を開催するにあたっては、ITの市民活動団体CODE for IKOMAさんとの協働なくしては成り立たないものでした。CODE for IKOMAさんに感謝するとともに、さらなる活動の充実を応援しています。
奈良先端科学技術大学院大学とのコラボレーション「ParmoSense」
奈良先端科学技術大学院大学のユビキタスコンピューティング研究室が、ユーザー参加型のモバイルセンシングアプリ「ParmoSense(パルモセンス)」を開発しました。スマホで撮影した写真にコメントを付けて保存するだけで、簡単に位置情報付きの写真を共有することができます。今後CODE for IKOMAのイベントで活用し、フィードバックを重ねた後、オープンソースとして展開することも視野に入れています。
ParmoSense
Android https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.naist.ubi_lab.parmo_sense&hl=ja
iOS https://itunes.apple.com/jp/app/parmosense/id1184713498?mt=8&ign-mpt=uo%3D2
12/17に行われたCivic Tech Party vol.4(街歩きイベント)にて、ParmoSenseを活用しました。
アプリを開発した学生さんが、研究室のブログにレポートを書いてくださいました!
http://ubi-s13.naist.jp/ubistpage/ubiblog/archives/2114
おわりに
今後も、地域内でITだけではなく、様々な分野の方と一緒になってコラボレーションを進めていきたいと思っています。
大事なのは、まず最初に楽しむこと!