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【合格体験記】CKAD(Certified Kubernetes Application Developer)

Last updated at Posted at 2021-10-22

概要

CKADに合格したので、資格の更新時に復習できるよう勉強法の備忘録にしたい。
CKADは、コマンドやYAMLを使ってKubernetesの基本的な動作ができるかを試させるハンズオン試験だ。

  • 試験はオンライン形式 
  • 試験時間は2時間 
  • 問題数は約19問 
  • 合格ラインは66% 

選択式問題ではないので曖昧な理解では合格はできない。
しかし、1ヶ月弱で正しいステップを踏めば合格は可能である。

合格するためには、必要なステップは以下の3つだ。

  1. Kubernetesの概要を学ぶ
  2. Kubectlを学ぶ
  3. ハンズオン試験に慣れる

1. Kubernetesの概要を学ぶ

仮想マシンとコンテナの違いは何なのか、DockerとKubernetesは何なのか、podとdeploymentは何なのか。
基本的なコンテナの知識とKubernetesの知識は、必須である。
Kubernetesの中でそれぞれのコンポーネント(podやdeployment)がどう動いているのか頭の中でイメージできるくらいを目安に概要を学ぶ。(Kuberntesを完全に理解しようとすると途方の暮れない時間と労力がかかるので理解のボーダーを決める必要がある)
以下の書籍は、基本的なコンテナの知識とKubernetesの知識を学ぶ上でちょうどいい難易度である。
イラストも分かりやすくイメージしやすい。

イラストでわかるDockerとKubernetes Software Design plus

Screen Shot 2021-10-22 at 18.24.42.png

コンテナランタイムの章は、CKADでは必要ない知識なので、さらっと読む程度でOK

2. Kubectlのコマンドを学ぶ

Kubernetesの中でそれぞれのコンポーネント(podやdeployment)がどう動いているのか頭の中でイメージできるようになったら、実際にKubectlコマンドを使ってKubernetesを動かす練習をする。
以下のGitHubのCKAD-exercisesのコマンドがスラスラと使えるようになるまで、ひたすら練習。

CKAD-exercises

ところどころで分からない部分が出てくるはずなので、その時はKubernetesの公式ドキュメントを読んで理解の補完をする。

◯公式ドキュメント

◯Kubectlの公式ドキュメント

Minikube の使用

コマンドを実際に実行してみたい時は、ローカル環境で簡単にKubernetesを動かすことができるMinikubeがおすすめ。

3. ハンズオン試験に慣れる

A Cloud Guru(7日間無料)

Kubernetesの動かし方が大体分かったら、次は模擬試験に挑戦。
実際の要望に応じてKubernetesを動かしたり、ログを見てバグを修正するなどは、模擬試験でないとできない。
Udemyなどにも教材はありますが、僕は1週間無料で使える A Cloud Guru で模擬試験に取り組んだ。
実際の試験に近い形式でのハンズオン形式の問題なのでとても役に立った。

Linux Foundation のシュミレーションテスト

試験に申し込むと以下の画面からシュミレーションテストを実施できる。
難易度は少し高めだが、実際のテスト画面や採点の仕組み、自分では気づけなかったKubernetesの設定の間違った理解などが確認できる。
僕もdeploymentとserviceの紐付け方を間違った理解をしていたので、ここで確認できたのは大きかった。
Screen Shot 2021-10-22 at 18.49.17.png

(番外編) しれっと役立つテクニック

1.試験中は公式ドキュメントを参照してOK
試験中、ひとつのタブにて公式ドキュメントを参照することが許されている。
僕は、コンポーネントごとのドキュメントのページをChromeのブックマークに登録し、すぐに参照できるようにしていた。
2.補完機能を使う。
公式ドキュメントにチートシートというページがある。そこでは補完機能の設定方法が載っている。
他にも大まかなkubectlのコマンドが載っていたりするので便利。

3.英語の試験を受ける
日本語の試験も存在するが、英語の試験と何も変わらない。
試験監督のチャットのやりとりも英語だったし、試験自体も英語版でも日本語に切り替えることは可能。
なのに日本語試験の方が値段が高い。
今のところは英語試験を受ける一択だ。

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