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[読書メモ]学習する組織 - 第8章「自己マスタリー」

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なんの本か?

ざっくりすぎて何も言ってないのと、同じレベルのことを言うと組織力を強化するためには学習を続けることが必要ですよという話です。
なんの本なのかについてのよりちゃんとした記述は、全体を読んでからまとめる時に書きます。

なんで読んだのか?

組織力強化について、自分なりに思いを巡らし始めていた。
そんな時に横山さんに推薦されて面白そうだったから。

学習する上で重要な要素(自己マスタリー)

本書の中では5つの重要な要素が述べられています。しかし、今回は以下に絞ろうと思います。

  • 自己マスタリー

自己マスタリーとは?

継続的に自分の個人ビジョンを明確にし、それを深めること。自分にとって本当に大切なことを明確にし、自分の最高の志に仕える人生を送ること。

自己マスタリーを自分の人生に一体化させると、以下の二つのことが起こる。
1. 常に自分にとって何が大切かを明確にしようとする。
2. 常に今の現実をよりはっきりと見る方法を学ぶ。

ビジョン(本当に自分にとって大切なもの(目的地))と現在の自分の状況の間には創造的緊張が生まれる。
この理想と現実の乖離(創造的緊張)こそが、真の創造的エネルギーである。
つまり目的地と自分の現在のレベルの間にあるギャップがあり、そのギャップの解決に向けて人は学習をする。

成長を阻害するものたち

感情的緊張

現実と理想のギャップに立ち向かう時、悲しみ、落胆、絶望、心配などの気持ちや感情をもたらすことはよくある。
「あんなに頑張ってもまだまだ届かない。」
「どうせ自分には無理なんだろう。」
と言った感情である。
これら往往にしてが成長を阻害する要因となる。

これらは、感情的緊張と呼ばれるものである。
そして、これらは創造的緊張そのものではないと言うことを認識することが大切である。

この症状が現れると、対処法としては以下の二つが考えられる。
1. 現状をよくする。
2. 理想を引き下げる。

しかし、理想を引き下げるのは危険である。
なぜなら、理想を引き下げて安堵したとしても、それは根本的な解決ではない(つまり、自分の到達したい目標ではない)ためである。さらには目標のなし崩しに繋がる危険もあるためである。
イギリスの小説家・サマセットモームが言うところの 「月並み人間だけが常に最高の自分でいられる」 と言う状態になってしまう。

構造的対立

自分たちの潜在意識下にある自分に対する限界、これがより大きな成長阻害要因である。
自分の達成しようとする目標に対して、「まさか、そんなことができるはずがない」とか「自分には価値がない」などと言った意識の奥深いことで思ってしまっている感情。
これが、自分が目標に向かって進む過程で発生する。

この対立の影響は「本当にその目標を望んでいるのか」と疑問を持ったりして、自分にストップをかけてくる。

構造的対立を克服するためには?

真実に忠実である必要がある。
構造的対立では、無意識のうちに成長阻害要因に引っ張られて、目的への歩みを止める結果になってしまっていた。
なぜ物事が現状のようになっているかについての持論を絶えず疑うこと、そうすることで自分の行動の根底にある構造的対立がよく見えるようになる。

「私が今諦めようとしている理由は、誰も私を認めてくれないからだ」

認識できると言うことは、対処もできると言うことになる。

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