こんにちは!エンジニアのTakutoです。
最近、スクラムといった単語をよく耳にするな〜と思っております。
ラグビーW杯でもいっぱい出てきましたね笑 今回はITの世界でのお話です。
IT業界ってよく耳にするわりに全然わからない単語が多いですよね・・・
スクラムもそのひとつかなと思います。
今回はそんな”スクラム“について理解を深めていきたいなと思います。
実はスクラムの定義については以下のサイトに掲載されています。
https://www.scrumguides.org/
そして英語版しかないと思った方も安心してください。
しっかり日本語に翻訳されたPDFもダウンロードできます!
https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf
本日紹介していく話を全てこちらのPDFを元に進めていきます。
私なりの理解を取り入れて、なるべく端的に説明していきます。
端的に
スクラムのガイドを読んだ結果、スクラムで言いたいことはこんな感じかなーと思いました。
細かいところ置いておいて、流れとしてはPDCAサイクルを定期的に回すように定義したフレームワークだと思いました。
スクラムとは?
スクラムとは一言で説明すると
「複雑なプロダクトを開発・提供・保守するためのフレームワーク」です。
Ken Schwaber と Jeff Sutherlandという偉い方々が
「複雑で変化の激しい問題に対応する」ために考え出したフレームワークです。
ですので、昨今聞くスクラム開発はスクラムというフレームワークを用いた開発のことをさします。いまいちピンとこない定義なので、具体的な内容に入っていきたいと思います。
役割
スクラムの中ではいくつかの役割が定義されています。
- プロダクトオーナー
- 開発チーム
- スクラムマスター
プロダクトオーナー
プロダクトオーナーはプロダクトの価値の最大化に責任をもつ役割です。
ここでいうプロダクトとは成果物のことであり、プログラマーであれば、作成しているアプリケーションなどを想像してください。
意思決定の裁量が大きく、エンジニアではなくビジネスサイドの担当者がプロダクトオーナーを担う場合が多いみたいです。部長とか。
- 各チームに1人
- プロダクトバックログの管理
- バックログを明確にする
- バックログに優先度をつける
- バックログの見える化
- バックログの周知
ここでバックログという言葉が出てきました。
一旦ここではアプリケーションの機能と理解してください。
開発チーム
開発チームは実際に開発を行っていく役割です。
- スプリント内でプロダクトインクリメントを作成する
- 3〜9名
- みんな平等
- 開発チームの中にチームを作らない
今度はスプリントとプロダクトインクリメントという言葉が出てきました。
ここではスプリントは開発期間、プロダクトインクリメントはほぼできあがったプロダクトと
捉えてください。
スクラムマスター
スクラムマスターはチームのお助け役です。
- 各チームに1人
- スクラムチームの支援
- プロダクトオーナーの支援
- 開発チームの支援
役割のリレーションを図にしてみるとこんな感じ。それぞれの役割はいっぱいあるので割愛している部分も多いが関係性が理解できればいいかなーと思います。
手順
次はスクラムのイベントを紹介していきたいと思います。
スクラムではイベントを定義することで、定義外のイベントを最小化しています。
- スプリント
- スプリントプランニング
- デイリースクラム
- スプリントレビュー
- スプリントレトロスペクティブ
スプリント
定義ではタイムボックスと表記されています。
これは1つの開発期間の単位です。スプリントが複数あることでプロダクトが完成していきます
スプリントプランニング
スプリントプランニングではスプリント内で、何をどうやって作成していくかを決定します。
また、プロダクトバックログをベースにスプリントゴールを明確に決めます。
スプリント内である程度のプロダクトインクリメントを作成する必要があるので、重要な工程です。
デイリースクラム
デイリースクラムではスプリントバックログを元に、その日やったことを振り返り
次の日やることを決定します。
開発チームが主体で行い、15分で実施します。
スプリントバックログとはスプリントで実施が決定したバックログを達成するために必要な作業などを書いたタスクのことである。
スプリントレビュー
スプリントレビューではチームおよびステークホルダーにスプリントで実施した成果をレビューしてもらいます。レビューでは様々な要素が含まれるが、主にスプリントバックログの確認、次に実施する作業の相談などを行う。
スプリント期間が1週間の場合はスプリントレビューは1時間くらい。
スプリントレトロスペクティブ
スプリントレトロスペクティブでは前スプリントの成果を元に次回のスプリントの改善実施計画などを検討します。人・関係・プロセス・ツールなどの観点から調査して、効果的であったものは残します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スクラムへの理解が少しでも進んでいただければ幸いです。
しかし一人で試せないから実践できないのが辛いよなー。