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Basic認証について

Last updated at Posted at 2021-04-30

環境変数を利用する

GitHub上の公開リポジトリでソースコードを管理している場合、コードを読める何者かに、不正にBasic認証を突破されてしまいます。その対策として、コードに直接ユーザー名とパスワードを記述するのではなく、環境変数を利用する実装に切り替える方法があります。

環境変数はzsh、またはbashの設定ファイルに記載します。

zsh(ズィーシェル)

「zsh」はログインシェルと呼ばれるもので、プログラムを実行する時に、ユーザーの要求に一番最初に対応する役割を担います。隠しファイルなので、特別な設定なしではFinderなどには表示されていません。環境変数を記載する場所は、設定ファイルである「.zshrc」の中です。

bash(バッシュ)

「bash」とは、zsh同様、ログインシェルの1つです。zshとの違いは、OSがCatalina以降であれば「zsh」、Mojave以前であれば「bash」が自動で適用されます。環境変数を記載する場所は、設定ファイルである「.bash_profile」の中です。

これらの設定ファイルは、vimというコマンドを用いて編集します。

vim(ヴィム)

「vim」とは、サーバー上で使用できるテキストエディタです。vimコマンドを用いることで、指定したファイルの編集をターミナルから行うことが可能です。
以下が使用例になります。

【使用例】

terminal
% vim ~/.zshrc  

vimには
「通常モード」と「インサートモード」があります。
通常モードは、コマンドを打つことでファイルを保存したりvimを終了したりできます。
「通常モード」のコマンドには以下のようなものがあります。

コマンド 説明
:w 作成・編集したファイルを保存します。
:q viコマンドを終了します。
:q! 編集した内容を保存しないでviコマンドを強制終了します。
:wq 編集した内容を保存してviコマンドを強制終了します。

インサートモードは、ファイルに編集を加えることができます。この場合、「i」キーを押すことで「insert(インサート)モード」になり、文字の入力が可能です。ファイル編集後は、Escキーを押すと「通常モード」に戻ります。

ファイル編集後は、sourceコマンドを実行する必要があります。

手順①

以下のコマンドを実行してください。

ターミナル
% vim ~/.zshrc

手順②

「iキー」を押して、インサートモードに移行しましょう。
ターミナルの左下に「INSERT」と表示されたら成功です。

手順③

zshの内部に、以下の記述を追加しましょう。

ターミナル
export BASIC_AUTH_USER='admin'
export BASIC_AUTH_PASSWORD='2222'

手順④

記述を追加したら「escキー」を押して、 「:wq」と入力しましょう。入力後、「Enterキー」を押して終了します。

手順⑤

最後に、「sourceコマンド」を実行しましょう。

ターミナル
% source ~/.zshrc
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