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MojaveでEmacs26.1を野良ビルド

Last updated at Posted at 2018-12-27

はじめに

自分はMacでEmacsを使っているが、この1,2年ほど日本語のちらつき問題があり、パッチ付きビルドなどを使っていた。さらに、ここにきてMacOSがMojaveになり、描画エンジンの問題などもあり表示されないなどの現象も報告されているようだ。

いちEmacsユーザーの私では、原因を明確に特定し根本的な解決方法を実施することは不可能だが、とりあえずこの方法で行えばMojaveでEmacs26.1を野良ビルドできたという記事もあまりないので作成することにした。尚、本記事は以下の環境で作業がうまくいったというものであり、環境依存部分がかなりあるであろうことをご了承いただきたい。

マシン環境

  • MacBook Pro 15-inch ,2016
  • プロセッサ 2.9GHz Intel Core i7
  • メモリ 16GB 2133MHz LPDDR3
  • OS macOS Mojave バージョン 10.14.2

作業手順

依存パッケージのインストール

このあたりは、configureやmakeをしながら止まったところでエラーメッセージやネットの記事調べ、解決したもの。

  • Xcode
  • autoconf (homebrew)
  • gnutls (homebrew)
  • texinfo (homebrew)
  • automake (homebrew)
  • pkg-config (homebrew)

パス設定

texinfoはインストールしただけでは読み込まれない。パスの設定を以下で追加することで正しく読み込まれる。.bash_profileや.zprofileに以下を記載する。

export PATH="/usr/local/opt/texinfo/bin:$PATH"

環境変数設定

libxmlの読み込みでエラーがでる。こちらは以下の記事を参考に環境変数を設定することで解決。

export CFLAGS=`xml2-config --cflags`

ビルド

千葉大学の山本氏のパッチが入ったソースコードを使ってビルドする。ご本人の公開リポジトリはこちら。

あとは↑ページの記載にある通りにビルドする。私は以下のように作業した。

❯ git clone git@bitbucket.org:mituharu/emacs-mac.git
❯ cd emacs-mac
❯ ./autogen.sh
❯ ./configure --with-mac --enable-mac-app
❯ make
❯ sudo make install

これで、MacのApplicationディレクトリにEmacsがインストールされて無事に起動できる。

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