GASについて

Posted at 2025-03-09

GASとは？？

GAS（Google Apps Script）はGoogleが提供するJavaScriptベースのスクリプト言語のこと

Google Workspace（旧G Suite）のアプリケーション（Google Sheets, Google Docs, Google Driveなど）を自動化するために使用される

Googleのクラウド環境で動作するため、サーバーの管理が不要で、ユーザーが簡単にスクリプトを記述して、さまざまなタスクを自動化することができる

例：
・Googleフォームの回答をスプレッドシートに自動保存
・Googleスプレッドシートの内容をもとにGmailの自動送信

例：
・スプレッドシートの更新をSlackに通知
・Googleフォームの問い合わせ内容をChatGPTに渡して、自動返信を作成
・Googleカレンダーの予定を定期的にLINEでリマインド

コンテナバインド型は、スプレッドシートやドキュメント、スライド、フォームなどのGoogleのサービスに紐づく開発を行うときに使用

メリット
・Googleアプリと簡単に連携できる
→ SpreadsheetApp などの専用オブジェクトがすぐに使える

・スクリプトをファイルと一緒に共有できる
→ スプレッドシートを共有すれば、スクリプトも一緒に共有される

デメリット
・スクリプト単体では管理しづらい
→ スクリプトがスプレッドシートやドキュメントに埋め込まれているため、独立して管理できない

・別のGoogleアプリ（例：スプレッドシートA → B）へのアクセスが難しい
→ 例えば、スプレッドシートAのスクリプトからスプレッドシートBを操作するには、手間がかかる

・GASプロジェクトの一覧に表示されない
→ https://script.google.com/home からは見えず、紐づいたGoogleアプリからしかアクセスできない

スタンドアロン型は、スプレッドシートやドキュメント、スライド、フォームのファイルに紐づいていない開発を行うときに使用

メリット
・スクリプト単体で管理しやすい
→ Googleドライブ上で独立したファイルとして管理できる
・複数のGoogleサービスを統合できる
→ 例：スプレッドシートとGmailを連携させて、自動メール送信

デメリット
・Googleアプリとの連携には明示的な権限設定が必要
→ SpreadsheetApp.openById() を使わないとスプレッドシートを操作できない

・スプレッドシートと一緒に共有できない
→ スクリプトを個別に共有する必要がある