こんにちは。インサイトテクノロジーの松尾です!
本記事ではニアリアルタイムでう異なるデータベースのデータを同期することができる Qlik Replicate を Web からサクッと申し込んで体験する方法を紹介します。
はじめに:Qlik Replicate とは
Qlik Replicate は異なるデータベース間のデータをニアリアルタイムで同期することができるソフトウェアで、いわゆる「論理レプリケーション」製品になります。
リレーショナルデータベースだけでなく、多種多様なデータソース(連携元)、ターゲット(連携先)に対応していることも特徴の一つで、主な利用シーンとしては大きく以下の 2 つが挙げられます。
- 現行業務 DB は維持しつつ、DWH やデータ分析基盤などにデータを集約
- DB 移行 (クラウド移行はハード更改、バージョンアップ) 時のダウンタイム最小化
前者のユースケースでは、最近、クリティカルだけれども簡単に卒業できないようなメインフレームや SAP など、重要な情報が含まれているが、なかなか活用されてこなかったようなデータをリアルタイム活用することができるようになります。
後者の移行用途で利用する場合、本ソフトウェアを用いて移行作業前にデータを同期させておき、停止時の作業を最小化することでシステムのダウンタイムを最小化します。EC サイトや病院など、長期間のシステム停止のインパクトが大きい場合に利用されます。
参考:https://www.insight-tec.com/products/qlik-replicate/
Qlik Replicate をお手軽に体験してみる
ところで、この Qlik Replicate を実際に少し触ってみたい!と考えられたときのため、一定期間利用することのできる無償トライアル環境(テストドライブ)が用意されています。
Qlik Replicate テストドライブ:https://www.qlik.com/ja-jp/trial/replicate
テストドライブは以下の特徴があります。
- 必要な情報は、氏名、メールアドレス、会社名、部署名、国のみ。クレジットカード番号などは不要。
- 申し込み後、すぐ利用可能。
- 利用時間は 4 時間。4 時間経過後は環境へのアクセス不可。
- 試すことのできるソースとデータ同期のパターンは以下。
- RDB (MySQL → PostgreSQL) 間の同期
- RDB (MySQL) から Kafka へのデータ連携
では早速始めてみましょう。テストドライブのリンクから、必要事項を入力して「今すぐ試す」をクリックします。
登録すると、以下の画面が表示され、アクセス先が記載されたメールが届きます。
※私が試したときは、登録後すぐに届きました。
メールに記載されたアクセス先を開くと以下のような説明の画面が表示されます。
日本語ではありませんが難しいことは書かれておりません。先述の通り、このテストドライブで試すことができるのは以下の 2 パターンです。
- RDB (MySQL → PostgreSQL) 間の同期
- RDB (MySQL) から Kafka へのデータ連携
「GETTING STARTED」画面の中ごろに、実際の Qlik Replicate の画面へのリンク、管理者ユーザー名、管理者パスワードの情報が記載されています。
Qlik Reolicate の画面を表示して以降の操作の流れについては「TUTORIAL」のページに詳しく記載されています。こちらも英語にはなりますが、画面イメージつきでステップバイステップで記載されているので、戸惑うことはないでしょう。
ちなみに、テストドライブの時間は 4 時間となっていますが、このチュートリアルに従って実施する場合、4 時間は十分な時間だと思います。RDB 間のデータ連携がどのように行われるのか、Kafka にはどのような形でメッセージが連携されるのか、まずは体験してみたいという時には非常にお手軽な環境ですのでぜひお試しください。
おわりに
本記事では、データレプリケーションツールがどういったものかを手軽に体験できる Qlik Replicate のテストドライブを紹介しました。もう少し詳しい話を聞きたい、自分の環境で試してみたい、など場合は、弊社や Qlik 社などへお問合せいただければと思います。