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AWSクラウドプラクティショナー学習中に気づいた、リアルな従量課金の話

Last updated at Posted at 2025-07-18

こんにちは。miyoshiです。
今日もAWS資格取得のために、学習に取り組んでいます。

毎日Udemyを観たり、Qiitaの記事を見たりして、少しずつワードがわかるようになってきました。

そんな時に、実際に知人から問いをもらいました。

「AWSでSNS+動画サービスを運用すると、どのくらいコストがかかるの?」

と聞かれたとき、
「AWSは従量課金制(Pay-as-you-go)で、使った分だけ課金される」
と実感しました。

従量課金制を実際のサービスを想定して、算出するとどれくらいになるのかな??

この記事では、

想定した試算から、どの部分がクラウドプラクティショナー試験範囲とリンクしているかを紹介します。

今回はもしもサービスを作ったら、、、、小規模・中規模・大規模の3パターンで比較してみます。
※AIに色々なパターンを作ってもらいました。

✅ 前提条件

  • 動画ストレージ:S3
  • 動画配信:CloudFront(CDN利用)
  • 動画トランスコード:AWS MediaConvert
  • SNS機能:Lambda+API Gateway+DynamoDB
  • HD(720p)動画を想定
  • 料金は東京リージョン・2025年7月時点の標準価格をベース

✅ 3パターン比較表

規模 ユーザー数/月 動画数(合計時間) データ転送量/月 月額概算(USD) 月額概算(円)
小規模 約500人 20本(合計約3時間) 約200GB 約$26 約¥3,600
中規模 約1万人 60本(合計約13時間) 約4.4TB 約$326 約¥45,000
大規模 約10万人 200本(合計約45時間) 約50TB 約$4,300 約¥600,000

1. 小規模(個人ブログ+動画つき)

項目 概算
S3ストレージ(30GB × $0.023) 約$0.7
CloudFront転送(200GB × $0.085) 約$17
MediaConvert(180分 × $0.024) 約$4.3
SNS機能(Lambda等) 約$5

合計:約$26/月(約¥3,600)


2. 中規模(今回のSNS+動画サービス想定)

項目 概算
S3ストレージ(117GB × $0.023) 約$2.7
CloudFront転送(4.4TB ※1TB無料) 約$289
MediaConvert(795分 × $0.024) 約$19
SNS機能 約$15

合計:約$326/月(約¥45,000)


3. 大規模(学習プラットフォーム級)

項目 概算
S3ストレージ(400GB × $0.023) 約$9
CloudFront転送(50TB × $0.085 ※1TB無料) 約$4,165
MediaConvert(2,700分 × $0.024) 約$65
SNS機能 約$60

合計:約$4,300/月(約¥600,000)


✅ 考察

  • 従量課金制の理解が一気に進む

動画配信のように「データ転送量」が大きいサービスでは、CloudFrontの費用が大部分を占めることがよくわかります。

  • 小規模では格安、だが大規模は別世界

個人運営レベルなら月数十ドルで済む一方、10万人規模になると配信コストだけで数百万円レベルです。

  • AWSの利点:スモールスタート

最初は小規模構成で安価に始め、ユーザー増加に合わせてリソースを拡張するのが現実的。

✅ 学習ポイント(クラウドプラクティショナー向け)

  • S3、CloudFront、MediaConvert、Lambdaなどの主要サービスの課金体系を理解する
  • 従量課金制の特徴(使った分だけ課金)を意識する
  • 大部分のコストが「データ転送」に偏るケースを想定できるようにする

✅ まとめ

クラウドプラクティショナー学習中に、実際にサービス規模を想定して試算してみると、「従量課金制のイメージ」 が持てる。

「AWSは安い」というより、スモールスタートできる柔軟さが強み
しかしユーザーが増えると動画配信などは一気に高額になる、という現実も見えてきます。

試験対策に応用するなら?(ミニケーススタディ)

実際にこの構成をベースにした試験対策用のミニ問題を作ってみました。

Q1. 動画配信でレイテンシを最小化するのに最適なサービスは?

  • A. Direct Connect
  • B. CloudFront(正解)
  • C. Elastic Load Balancing
  • D. Glacier

Q2. 大量の静的ファイルを安価に保存するのに適したAWSサービスは?

  • A. EBS
  • B. S3(正解)
  • C. RDS
  • D. DynamoDB

Q3. サーバーレスでAPIを実装する際に利用するサービスは?

  • A. EC2
  • B. Lambda+API Gateway(正解)
  • C. Elastic Beanstalk
  • D. CloudFormation

Q4. AWSの料金体系で「使った分だけ料金が発生する」モデルは?

  • A. 定額制
  • B. 従量課金制(正解)
  • C. 年間契約制
  • D. 無料枠のみ

Q5. CloudFrontの利点として正しいものは?

  • A. オンプレミスに置くCDN
  • B. S3への転送に課金が発生する
  • C. グローバルに高速なコンテンツ配信が可能(正解)
  • D. 動画のトランスコードを自動で行う

6. まとめと学び

  • 机上の学習だけでは「実感」が得にくいが、リアルな問いから想定すると理解が深まる
  • 「このサービスは何のためにあるか」という試験の選択肢も、リアルなシナリオに当てはめると面白い。

いい勉強になりました。
これからもコツコツ頑張ります!!

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