こんにちは。miyoshiです。
今日もAWS資格取得のために、学習に取り組んでいます。
毎日Udemyを観たり、Qiitaの記事を見たりして、少しずつワードがわかるようになってきました。
そんな時に、実際に知人から問いをもらいました。
「AWSでSNS+動画サービスを運用すると、どのくらいコストがかかるの?」
と聞かれたとき、
「AWSは従量課金制(Pay-as-you-go)で、使った分だけ課金される」
と実感しました。
従量課金制を実際のサービスを想定して、算出するとどれくらいになるのかな??
この記事では、
想定した試算から、どの部分がクラウドプラクティショナー試験範囲とリンクしているかを紹介します。
今回はもしもサービスを作ったら、、、、小規模・中規模・大規模の3パターンで比較してみます。
※AIに色々なパターンを作ってもらいました。
✅ 前提条件
- 動画ストレージ:S3
- 動画配信:CloudFront(CDN利用)
- 動画トランスコード:AWS MediaConvert
- SNS機能:Lambda+API Gateway+DynamoDB
- HD(720p)動画を想定
- 料金は東京リージョン・2025年7月時点の標準価格をベース
✅ 3パターン比較表
規模 | ユーザー数/月 | 動画数(合計時間) | データ転送量/月 | 月額概算(USD) | 月額概算(円) |
---|---|---|---|---|---|
小規模 | 約500人 | 20本(合計約3時間) | 約200GB | 約$26 | 約¥3,600 |
中規模 | 約1万人 | 60本(合計約13時間) | 約4.4TB | 約$326 | 約¥45,000 |
大規模 | 約10万人 | 200本(合計約45時間) | 約50TB | 約$4,300 | 約¥600,000 |
1. 小規模(個人ブログ+動画つき)
項目 | 概算 |
---|---|
S3ストレージ(30GB × $0.023) | 約$0.7 |
CloudFront転送(200GB × $0.085) | 約$17 |
MediaConvert(180分 × $0.024) | 約$4.3 |
SNS機能(Lambda等) | 約$5 |
合計:約$26/月(約¥3,600)
2. 中規模(今回のSNS+動画サービス想定)
項目 | 概算 |
---|---|
S3ストレージ(117GB × $0.023) | 約$2.7 |
CloudFront転送(4.4TB ※1TB無料) | 約$289 |
MediaConvert(795分 × $0.024) | 約$19 |
SNS機能 | 約$15 |
合計:約$326/月(約¥45,000)
3. 大規模(学習プラットフォーム級)
項目 | 概算 |
---|---|
S3ストレージ(400GB × $0.023) | 約$9 |
CloudFront転送(50TB × $0.085 ※1TB無料) | 約$4,165 |
MediaConvert(2,700分 × $0.024) | 約$65 |
SNS機能 | 約$60 |
合計:約$4,300/月(約¥600,000)
✅ 考察
- 従量課金制の理解が一気に進む
動画配信のように「データ転送量」が大きいサービスでは、CloudFrontの費用が大部分を占めることがよくわかります。
- 小規模では格安、だが大規模は別世界
個人運営レベルなら月数十ドルで済む一方、10万人規模になると配信コストだけで数百万円レベルです。
- AWSの利点:スモールスタート
最初は小規模構成で安価に始め、ユーザー増加に合わせてリソースを拡張するのが現実的。
✅ 学習ポイント(クラウドプラクティショナー向け)
- S3、CloudFront、MediaConvert、Lambdaなどの主要サービスの課金体系を理解する
- 従量課金制の特徴(使った分だけ課金)を意識する
- 大部分のコストが「データ転送」に偏るケースを想定できるようにする
✅ まとめ
クラウドプラクティショナー学習中に、実際にサービス規模を想定して試算してみると、「従量課金制のイメージ」 が持てる。
「AWSは安い」というより、スモールスタートできる柔軟さが強み
しかしユーザーが増えると動画配信などは一気に高額になる、という現実も見えてきます。
試験対策に応用するなら?(ミニケーススタディ)
実際にこの構成をベースにした試験対策用のミニ問題を作ってみました。
Q1. 動画配信でレイテンシを最小化するのに最適なサービスは?
- A. Direct Connect
- B. CloudFront(正解)
- C. Elastic Load Balancing
- D. Glacier
Q2. 大量の静的ファイルを安価に保存するのに適したAWSサービスは?
- A. EBS
- B. S3(正解)
- C. RDS
- D. DynamoDB
Q3. サーバーレスでAPIを実装する際に利用するサービスは?
- A. EC2
- B. Lambda+API Gateway(正解)
- C. Elastic Beanstalk
- D. CloudFormation
Q4. AWSの料金体系で「使った分だけ料金が発生する」モデルは?
- A. 定額制
- B. 従量課金制(正解)
- C. 年間契約制
- D. 無料枠のみ
Q5. CloudFrontの利点として正しいものは?
- A. オンプレミスに置くCDN
- B. S3への転送に課金が発生する
- C. グローバルに高速なコンテンツ配信が可能(正解)
- D. 動画のトランスコードを自動で行う
6. まとめと学び
- 机上の学習だけでは「実感」が得にくいが、リアルな問いから想定すると理解が深まる
- 「このサービスは何のためにあるか」という試験の選択肢も、リアルなシナリオに当てはめると面白い。
いい勉強になりました。
これからもコツコツ頑張ります!!