僕と似た境遇の人がいればLinuC取得を目標に勉強したら良いという話。
僕の職場でやってた仕事
- Windowsを標準PCとして利用しているユーザーのサポート
- PCのキッティング
- PCの廃棄(データ消去も含む)
- ファイルサーバーのアクセス権付与・容量変更
などなど
僕が資格を取ろうと思った理由
- LinuC level2まで取得すれば会社から資格手当がもらえる
- 開発系の仕事にも興味あったので、環境構築のためにLinuxの勉強もしておきたい
- サーバー運用保守の仕事も任されて、サーバーを触る機会が増えた
こうして見ると、「自分はサーバー触る仕事なんてやらないし、ましてやLinuxなんて・・・」って思われるかもしれません。
でも、運用・保守の仕事しかない人でもLinuCのlevel1ぐらいは取っておくと役に立つと思ってます。
実務と結びついてる部分
LinuCの出題範囲(2022/3/9現在)と紐づけて書いていきます。
PCのキッティング
僕の職場でのキッティング作業を一部抜粋:
- 固定IPアドレス・サブネットマスク・デフォルトデートウェイを設定
- DNSサーバーのプライマリ・セカンダリのサーバーアドレスを設定
- .batファイルを実行し、セキュリティアドインなどをインストール
主題1.07:ネットワークの基礎
ここを勉強しておけば、
- サブネットに分ける意味って何なの?
- なんかデフォルトゲートウェイとアドレスの値がほぼ一緒な気はするけど・・・?
- 間違って設定してしまうとどうなるの?
- DNSって何? 何のために設定するの?
って疑問は解消されると思います。
主題1.06:シェルおよびスクリプト
ここを勉強しておけば、
- 「バッチファイル実行してね」って言われるけど、バッチファイルって何?
- 毎回同じ作業ばっかりで面倒・・・ もしかして自分でバッチ処理して自動化できるのでは?
って疑問が解消されるかと。
もちろん、Windowsの.batファイルを作成するにはもう少し別で勉強する必要ありですが。
PCの廃棄(データ消去も含む)
僕の職場でのPC廃棄作業を一部抜粋:
- BIOSを起動
- ブートの軌道順序を変更してSSDよりDVD優先にする
- データ消去用のDVDソフトを使ってデータ消去
ということをやっています。
1.01.3 ブートプロセスとsystemd
ここを勉強しておけば、
- 「そもそもBIOSって何?」
- 「F○キー連打して出てくるこの画面って何?」
- 「WindowsのOSが立ち上がる前の段階? どういうこと?」
って疑問は解消されると思います。
ファイルサーバーのアクセス権付与・容量変更
僕の職場でのファイルサーバー作業を一部抜粋:
- ユーザーから受け取った申請書に基づき、クォータの容量を変更
- 新規フォルダを作成するときは、クォータも新たに作成する
- 新しいクォータを追加した場合は反映のために論理ボリュームを非アクティブにしてから再度アクティブにする
1.05.2 ハードディスクのレイアウトとパーティション
ここを勉強しておけば、
- ファイルサーバーを「マウントする」ってどういうこと?
- ボリュームって表現するけど、フォルダやドライブとどう違うの?
- って疑問は解消されると思います。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
特にプロジェクトのリーダーの人などは、業務に必要なスキルを資格勉強の過程で身につけておいてもらえたら、現場で育成にかける時間を短縮できるので、取得を促してみても良いのではないでしょうか。
こうして資格取得を促す発言をすると、「資格を取っただけで活かせないなら取る意味ない」と言われる方も多いですよね?
確かに、実務に活かせない資格勉強に時間を使うぐらいなら、業務を覚えることに注力させた方が仕事の生産性は上がることでしょう。
しかし、業務に必要なことだけを覚えさせると、その職場でしか通用しないエンジニアにしてしまいがちです。
業務で使わない範囲も含めて体系的に技術を理解し、その技術を使って業務をやっているのだと分かってもらえたら、色んな職場で通用するエンジニアに育成しやすいのではないかと思いますね。
以上
ユーザー対応とかPCの障害対応などに関する範囲は別の記事で書こうと思います。