はじめに
この記事では、kintoneのカスタマイズ方法を記載しています。
基本的には、「こうゆう書き方すると、こうなるよ」という部品単位での説明を中心にします。
Javascriptの文法などの解説はしませんので、ご了承ください。
ご注意事項
サンプルプログラムは、その動作を保証するものではありません
サンプルプログラムの技術的なサポート等は行っていません
kintoneカスタマイズファイルの作り方
kintoneのカスタマイズは、「Javascript」という言語で行うことができます。
言語の解説やファイルの作成方法、開発環境については、
kintone公式の開発者コミュニティをご参照ください。
https://developer.cybozu.io/hc/ja/articles/200730174-JavaScriptを使用したkintoneのカスタマイズ
カスタマイズファイルの構成
カスタマイズを行うためのファイルは、以下のような構成になっています。
フィールドを非表示にする例
(function() {
"use strict";
//レコードの追加、編集、詳細画面で適用する
var events = ['app.record.detail.show',
'app.record.create.show',
'app.record.edit.show'];
kintone.events.on(events, function(event) {
var record = event.record;
kintone.app.record.setFieldShown('other', false);
};
})();
①イベントハンドラー部
イベントハンドラーとは、kintoneを操作した際の「保存」や「詳細画面表示」、「編集」といったイベントの中で、
どのイベントの時に②の処理を実行するかを決めます。
上記の例では、3つのイベント発生時に処理を実施するように記載されています。
イベントハンドラー | イベント詳細 |
---|---|
app.record.detail.show | 詳細画面を開いたとき |
app.record.create.show | レコード追加(新規作成画面)を開いたとき |
app.record.edit.show | レコード編集画面を開いたとき |
②イベント
サンプルのイベントは、「レコードを非表示」にする処理です。
構成としては、まずレコード情報(record)を取得します。
ここは、kintoneの決まりなので、こうゆうものとして覚えてしまって良いと思います。
var record = event.record;
次に、自分の実行したい処理を記載します。
今回の場合は、「フィールドを非表示にしたい」ということですので、下記のような書き方になっています。
kintone.app.record.setFieldShown('other', false);
//kintone.app.record.非表示にするというコマンド(非表示にするレコード名,false);
//(ここは決まった書き方) ※trueの場合、非表示だったものが表示される