はじめに
皆さん、キーボードはどういった物を使用してますか?
最近ではHHKBやWooting 60HEなどが人気ですね、キーボードは現代の万年筆などと呼ばれるくらい現代人には欠かせないものとなっており、年々新しいモデルが出ています。
そんな現代の万年筆を自作して自分好みのキーボードを作ろうという界隈があります、それが自作キーボード界隈です。
自作キーボードとはいっても基板などから作成するわけではなく(基板やファームウェアから自作する猛者もいますが...)、作成用のキットが売っているため、そこまで作成のハードルは高くありません。
今回はキーボードを作成する流れを軽く紹介させていただきます。
キーボードってこんな感じで作るんだ~くらいの軽い気持ち見ていただければと思います。
今回作成するキーボード
今回作成するキーボードは白金ラボさんが出しているkeyball39というモデルで、少し前に某ガジェット系YouTuberが紹介した影響で品薄でしたが、最近になってようやく手に入るようになってきたためこちらを作成します。
このキーボードは分割キーボードのためデスクの真ん中のスペースを広く使える点や、キーボードにトラックボールがついているため、マウスに手を伸ばす必要なく操作することができるという画期的なキーボードです。
作成に当たって用意したもの
はんだごて
作成キット
コントローラーボード
キーボードの脳みそに当たる部分、ほとんどの作成キッドには同梱されていますが、今回は同封されていなかったため別途購入
キースイッチ
今回はamazonで安かった赤軸のキースイッチを使用します。
キースイッチは赤軸、青軸、茶軸などメーカーによってさまざまな種類があります、作成する際には自分に合ったキースイッチを選んで下さい。
自作キーボードショップの遊舎工房さんでは、実際にいろいろなメーカーのキースイッチを実際に触って確認することができるので、パーツを揃える前に店舗へ行って実際に触ってみるのもいいですね。
キーキャップ
こちらもamazonで購入
ケース
基本的には作成キットに保護プレートが入っているので必要ありませんが、今回ちょっと見た目をよくしたかったので、3Dプリンターで作られたkeyball39用のものをメルカリで購入
いざ作成!
作成の流れは以下の通り
1.基板のはんだ付け
2.ファームウェアの書き込み
3.組み立て
4.配列の書き換え
1.基板のはんだ付け
自分はいつもここで苦戦してます、見た感じいい感じにはんだ付けされていると思っていても、うまくはんだがうまくのっておらず、キーを認識しないことがほぼ毎回あります。
(はんだ付け前の写真を撮るのを忘れてました...すみません)
2.ファームウェアの書き込み
コントローラーボードにキーボードとして動作させるためにファームウェアの書き込みを行います。
購入したキットであればすでにファームウェアが用意されているのでREMAPというサイト(キットの説明書もしくは購入サイトにリンクが掲載されています)にアクセスして書き込んでいきます。
無事書き込み完了!
ファームウェアの書き込みが終わったら、はんだ付けがうまくいっているかテストしてみます
REMAPのTest Matrix modeを使いキースイッチの部分にピンセットを当て通電しているかチェックします。
基板をパソコンにつないだ状態でピンセットを表面の銀色の部分に当てると...
うまく通電していれば下の画像のようにピンセットを当てた部分が青色になる
全てのキーを確認したところ、いつもなら何個か通電しない部分があるのですが、今回はうまくいったようですべて通電しました!
全てのキーの通電を確認したのでキーボードの組み立てに移ります
3.組み立て
キースイッチや外装を組み立てます
4.キーマップの書き換え
先ほどのREMAPを使ってキーマップ(キーの配列)を変えていきます。
今回のキーマップはこんな感じ
自作キーボードではレイヤー切り替え方を設定することができ、指定のキーを押すごとにレイヤーの切り替えを行ったり(例:TGキーを1回押すとレイヤー1にもう一度押すとレイヤー0に戻る)、長押ししている間だけレイヤーの切り替わるなど様々な切り替え設定できます。
最後に
キーボード作成の大まかな流れは理解していただけましたでしょうか?
説明が下手でわかりにくい部分も多かったと思います、もし興味のある方いらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。
今回この記事を通して少しでも自作キーボードに興味を持っていただけたら幸いです。
では、良いキーボードライフを!