WSL2/UbuntuでSMBv1(SMB 1.0/CIFS)を使った古いNASのネットワークドライブをマウントする方法を記載します。
環境
今回は2012年頃に発売されたNETGEAR社製の古いNAS「ReadyNAS DUO v2」をWindows11上で動作しているUbuntuにマウントします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ホストOS | Windows 11 Pro |
| ネットワークドライブ | NAS (ReadyNAS DUO v2 + CIFS/SMB) |
| ネットワークドライブパス | \\NAS-AA-BB-CC\media |
| WSL2(OS) | Ubuntu 22.04.1 LTS |
| WSL2(マウントポイント) | /mnt/nas |
ポイント
- cifs-utils をインストールする
- mount コマンドで「-t cifs」と「-o vers=1.0」を指定する
$ sudo apt install cifs-utils
$ sudo mkdir <マウントポイント>
$ sudo mount -t cifs -o vers=1.0,username=<ユーザー名>,password=<パスワード> <デバイス名> <マウントポイント>
例
以下は ReadyNAS DUO v2 のファイルシステムのマウント時に実行したコマンドです。
ReadyNAS DUO v2 のファイルシステムの文字コードがUTF-8のため、「-o iocharset=utf8」を指定しています。
$ sudo apt install cifs-utils
$ sudo mkdir /mnt/nas
$ sudo mount -t cifs -o vers=1.0,username=user,password=passwd -o iocharset=utf8 '\\NAS-AA-BB-CC\media' /mnt/nas
dfコマンドやlsコマンドで正しくマウントされていることが確認できます。
$ df -h /mnt/nas
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
\\NAS-AA-BB-CC\media 2.8T 2.7T 12G 100% /mnt/nas
$ ls /mnt/network
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以上です。