ESP32とwioLTE間でuart通信

はじめに

ESP32とwioLTE間でuart通信で文字列のやりとりをしてみました。
結構、長時間はまってしまったので書き記します。

配線

配線は下記の通りです。
wioLTEからはuartポートからGroveピンから配線を引っ張ってきます。
ポイントは下記の通りです。

• Tx-Rxをクロスさせること。
• ESP側はSerial0番ではなく、Serial2番をつかうこと（Serial1番でも可）。今回は、Serial2番を使っています(Rx:16、Tx:17)。他のマイコンとuart通信をする際はマイコン上に表記されているSerial0番は使うことを避けた方が無難です。パソコンとつなげたときに、そこの信号の流れと競合するようです（説明があっているかどうかは自信がありません）。

プログラム

ESP32側

# define RXD2 16
# define TXD2 17

void setup() {
  // Note the format for setting a serial port is as follows: Serial2.begin(baud-rate, protocol, RX pin, TX pin);
  Serial.begin(115200);
  //Serial1.begin(9600, SERIAL_8N1, RXD2, TXD2);
  Serial2.begin(115200, SERIAL_8N1, RXD2, TXD2);
  Serial.println("Serial Txd is on pin: "+String(TX));
  Serial.println("Serial Rxd is on pin: "+String(RX));
}

void loop() { 
  while (Serial2.available()) {
    Serial.print(char(Serial2.read()));
  }
}

wioLTE

# include <WioLTEforArduino.h>
WioLTE Wio;
# define GroveUARTPort Serial
# define CONSOLE SerialUSB

void setup() {
  Wio.Init();
  Wio.PowerSupplyGrove(true);
  CONSOLE.begin(115200);
  GroveUARTPort.begin(115200);
  delay(1000);
  CONSOLE.println("rate = 115200)");
}

void loop() {
//受信
//  while (GroveUARTPort.available()) {
//    String recv_str = GroveUARTPort.readStringUntil('\n');
//    CONSOLE.print("Recv: ");
//    CONSOLE.println(recv_str);
//  }
//送信
  String sendstr = "esp32";
  for (int i = 0; i < sendstr.length(); i++){
    GroveUARTPort.write(sendstr.charAt(i)); 
  }
  delay(2000);
}

おわりに

シリアルモニタを確認すれば、動いているはずです。
もし動かないときは、下記を確認しましょう。

• 配線はかならずGNDを共通化しましよう。
• また通信のレートが両方で同じなっているか確認しましょう。

wioLTEではなくESP32-ESP32間でも上記のことに注意しましょう。
GNDを共通にするところを忘れないようにしましょう。
githubにコードを置いています。