今見ているWEBサイトがいつ更新されたか知りたいという時が、10年に1回くらいはあるかもしれません。ないかもしれません。
そんな時に使える魔法の呪文がこちらです。
alert(document.lastModified);
ブラウザのデベロッパーツールを開いて、
Consoleに上記の呪文をコピペしてエンターキーを叩けば、そのページの最終更新日時(かもしれない)がアラートで表示されます。
lastModifiedとは
「lastModified」は和訳すると「最終更新日」。
上記の呪文は、
**ファイルがサーバにアップロードされた日時(タイムスタンプ)**を
返してくれているんですね。
なので、WEBサイトの最終更新日が分かる、は
実は正しいようでちょっと間違っています。
何も情報を更新していないのに、ファイルをアップロードし直している可能性だってあります。
さらにHTMLファイルが更新されていなくても、
CSSファイルや画像ファイルが更新されている可能性はあるのです。
逆にいうと、ファイル毎で最終更新日時を知ることが出来ます。
例えばそのページのCSSファイルを別タブで開くなどして、上記の呪文をConsoleで叩けば、CSSファイルの最終アップロード日時がわかります。
ちなみに、デベロッパーツールの「Network」から、そのページで使用されているファイルの各種情報を確認できたりもします。
「Headers」の中の「Response Headers」に「last-modified」というのがあり、
それがそのファイルがサーバにアップロードされた日時になります。
※時間の表記がGMT(国際的基準時刻)なのでそこだけ要注意です。
あくまで静的なページでのみ
この方法で最終更新日時を知ることが出来るのはあくまで静的なページになります。
動的に生成されたページでは、ページを見始めた日時(サーバにリクエストした日時)が返ってくると思います。
例えば、Qiitaがまさにそうです。
Qiitaの無数の記事のページというのは、
サーバにファイルがアップロードされているわけではなく、データベースに保存された情報をもとに動的に生成されているページになります。
FacebookとかTwitterとかGmailも同様ですね。
SPA(シングルページアプリケーション)のサイトでは、最終更新日時とはつまりユーザーが閲覧(更新)した時間になります。