■受験の目的
Microsoft AzureにおけるWebApp・API開発、それに関連するユーザー利用ごとのサービス構成の考え方を理解するため。
Microsoft Certified: Azure Developer Associate(AZ-204)の認定を受けるため。
■出題範囲
シラバスはMicrosoft公式から参照します。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/certifications/resources/study-guides/az-204
■受験の前提
中級試験の位置づけですが、特に事前に合格が必要な試験などはありません。
開発で利用する構成・サービスに関する理解が必要であるため、
本試験を受験する前提知識としては、AZ-900,104の範囲で理解していると有利です。
■筆者の経験と補足事項
筆者の勤め先は、アプリ開発が主業ではありません。データエンジニアリング・分析が主です。
筆者は、この試験の2年前にAZ-900,104,305を取得していて、且つ業務でAzureをデータエンジニアリングの範囲ですが動かしていた経験がありました。
上記の試験から7~8割のサービスは共通していますので、学習負荷はそれほど高くなかったですが、WebApp・API開発については知識に明るくなく、通知サービス、cosmosDBの整合性、SDK、JSONなどで理解に苦戦しました。
2年ぶりのAZシリーズの試験であったため、各サービスの仕様が更新されていたこともあり、再学習する部分がありました。
■受験のメリット
WebappやAPIがどのような仕組みで動作しているか、管理されているかを理解できます。
筆者としては、多様なベンダーのパッケージ製品を取り扱うことが多いのですが、
お客様に製品提供する際のハンドリングとして、Webappのブラックボックスを解消できる、
一つの知識として持っておきたかったというところになります。
■教材
MicrosoftLearningのトレーニングコースで学習します。
このあたり無料で詳しく体系的に学べるのはありがたいです。
PC端末限定ですが、ラボもあります。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/training/courses/az-204t00
※個人のMicrosoftアカウントがあれば、PCやスマホなどで進捗を同期できるので、いつでも続きから学習できます。
学習のポイントとしては、ブラウザの読み上げ機能を活用すると良いです。
試験中にMicrosoftのドキュメントを検索することも可能なので、
技術ドキュメントを事前に参照しておこうと思ったのですが、
今回の出題範囲のサービスが広大であるため、こちらは時間の関係から断念しました。
■模擬試験
Udemyで購入しました。
https://www.udemy.com/course/azure-developer-associate-az-204-practice-tests-latest/
模擬試験をやってみると、初回5割は全く理解できませんでした。
解説と添付のLearningを読み込んで、仕組みを理解しておきましょう。
本番試験からの後日談ですが、
日本語試験でも、英語の選択肢で問われることもあったため、
ブラウザ翻訳機能で読解・解答しても良いのですが、
模擬試験の周回のどこかで英語で解答する練習もしておきましょう、
■学習期間
筆者の場合、ラーニングと模擬問題を2カ月ほど学習しております。
■実際の本試験
日本語に対応した試験が発行されていましたので、そちらで受験しています。
全問の制限時間は100分でした。問題数と構成は毎回変わるのでご注意ください。
以下の内容でした。
全問題:49問
L スタンドアロン:37問
L 通常問題:1~31
L 共通題目A:32~34:3問(戻る・見直し不可)
L 共通題目B:35~37:3問(戻る・見直し不可)
L ケーススタディ:12問
L ケースA:38~45:8問
L ケースB:46~49:4問
注意点として、
ケーススタディ遷移後は、スタンドアロンセクションに戻れません。
見直しが必要だったのに、間違えて押してしまうと致命的なので気を付けてください。
制限時間は全問トータルで100分です。計画的に解くようにしましょう。
模擬問題の内7割くらいは、形式を変えながら出題されていました。
ライセンス仕様改訂の影響があったサービスの問題や
7問くらい初見の問題があったため、Leaning検索で対応しました。
苦戦した箇所としては、メソッドやパラメータの穴埋め、設定順序、構成順序の問題です。
ストレージ、キー管理サービス、cosmosdbのsqlロール定義などは、一部初見の内容でした。
7割以上が合格ラインです。
8割弱のスコアでしたが、初回受験と苦手分野であったため、満足のいく結果でした。