概要
ノンコーディングで予約サイトを公開できる Microsoft Bookingsの調査をしたのでそれの紹介です。(Bookingsは無料で利用可能ですが、有料のOfficeアカウントは必要になります)
使い方等は触ってみればわかるので(基本設定のみ)今回は割愛させていただきます。
今回は利点、欠点をまとめて紹介します。
利用方法
利用するには一定プラン以上の Office アカウントが必要となります。
- Office 365 Business Premium
- Office 365 Education A3, A5
- Office 365 Education E3, E5
Educationプランの場合はデフォルトがオフになっている為、管理Portalからビジネスアプリ(無料)を購入し、使用するユーザーに割り当てましょう。
利点
設定のみで簡単に作成できる
この辺りはさすが Office 製品だと思いました。基本情報登録→サービス登録→公開(ボタンクリック)でwebに簡単に公開できる点はよいと思います。
特定のプラン以上なら無料で利用可能
上記で紹介したプラン以上なら無料利用できます。
スマートフォンにも対応
若干デザインが崩れる(文字が少しだけはみ出る)等はありますが、ほぼ問題ないレベルだと思います。機能自体はPCと変わりありません。
リマインドメールが自動で送信される
予約のキャンセルや、予約前日(設定次第)にリマインドメールが送れます。もちろん設定だけです。
追加質問が可能
ドロップダウンとテキスト入力の質問の追加が可能です
自動で予定表に追加される
予約が行われた際に対象のスタッフに予定表に自動的に追加されます。staffが選択されていない場合は自動的に任意のスタッフに割り当てられます。
欠点
変更に対してリマインドが送れない?
予約キャンセル(スタッフが)する際にはユーザー(お客さん)に対してリマインドメールを送ることはできますが、予約時間をずらしたりした際にリマインドメールを自動送信するのは Bookings だけでは不可能です。
デザインを細かく変更はできない
独自のデザインを作ることはできません。(変更できるのはロゴや色くらい)
重複予約ができない
Bookings はサービスをスタッフに割り当てるという仕様上1人に対して同じ時間に複数の予約をすることはできません。美容師などには向いていますが、飲食店など店やコースの予約などにはあまり向いていないように思えます。
作業時間やバッファーはあらかじめ決める必要がある
サービスに対してあらかじめ作業時間やバッファーを設定する必要があります。ある程度決まっていれば問題ないと思いますが、作業時間が読めない場合等にはあまり向いていません。
気になった点
変更が即時反映される
質問やスタッフの追加は追加して保存したタイミング(保存とは別に公開ボタンがあります)でサイト上に反映されます。
顧客はメールアドレス単位で自動的にまとめられる
予約を行ったら顧客として設定されますが、メールアドレスが入力されている場合は名前を変更したりせて予約をしても同一の顧客としてみなされます。メールアドレスが入力されていない場合は同一の名前でも別の顧客として認識されます。
Bookingsの予定表からは削除されるが個人の予定表からは削除されない
予約キャンセルなどで予定が変わった時、Bookingsの予定表からは削除されますが、個人(スタッフ)の予定表からは削除されません。
個人に紐づく
Officeのサービスなのでサイトは個人に紐づきます