Anaconda -> pyenv + venv + pip
Pythonの環境変えた話書くので参考になるところがあればうれしいです。(自分はWindowsなのでMac使ってる人には参考にならないかもしれない🙇)
動機
「大学の授業でPython使うからAnaconda入れといてね~」となって以降、そのまま約2年anacondaでPythonを使っていました。
ライブラリをインストールする際も「pip install 'ライブラリ名'」のpipをcondaに変えるだけなので当初は不便に感じなかったのですが、たまにcondaではインストールができないものがあったり、その際に入れる方法を調べて下の例のようなコマンドに変更しなければいけなかったりでイライラさせられることが多かったため乗り換えを決意しました。
例:
# yfinanceを入れるのに必要なコマンド
conda install conda-forge::yfinance
(Anacondaでもpipは使えるっちゃ使えるのだが、依存関係の問題でクラッシュする恐れがあるらしい。怖い…)
手順
Anacondaの削除
- 「コントロールパネル」から「プログラム」→「プログラムと機能」へ移動
- リストからAnacondaを選択し、アンインストールをクリック
- 余計なフォルダの削除
- 以下のフォルダを確認し、存在する場合は手動で削除する
- C:\Users\あなたのユーザー名\Anaconda3
- C:\Users\あなたのユーザー名.conda
- C:\Users\あなたのユーザー名.anaconda
- C:\Users\あなたのユーザー名.jupyter
- C:\ProgramData\Anaconda3
- 以下のフォルダを確認し、存在する場合は手動で削除する
- Pathの設定(私の場合必要なかったです)
- 「システムのプロパティ」→「環境変数」に移動し、PATH変数からCondaやAnacondaに関連するものがあれば削除
pyenvとpythonのインストール
以下の動画を参考に「pyenv」と「python」をインストール
https://www.youtube.com/watch?v=r4SkIhQThe0&t=232s
注意事項
pyenvをインストールした際、一度Windows PowerShellの画面を閉じて再度開かないとpyenvコマンドが反応しない場合あり
VScodeの設定
VScodeを開いてインタープリタを選択するだけ。
(自分の場合既存の拡張機能をそのまま利用できました)
仮想環境を使わないのであればこの状態で問題なく利用できると思います。
仮想環境の作成と利用
プロジェクトごとに仮想環境を作るというのは個人的に好みではなかったので、「仮想環境の集まり」のようなものを作って適宜利用できるようにしました。
作成手順
- どこかしらにvenvsというディレクトリを作る
(私はホームディレクトリの下に作りました) - venvsに移動
cd ~/venvs
- 仮想環境を作成
# 仮想環境に使いたいpythonのバージョン(3.11.1)を指定
pyenv global 3.11.1
# 仮想環境作成
python -m venv '仮想環境の名前'
- 欲しいライブラリをインストール
# pipでインストール(今回はnumpy)
pip install numpy
作成した仮想環境をVScodeで有効化
- 設定を開く(「Ctrl + ,」を押す)
- 検索バーに「venv」と入力
- 「Python: Venv Path」に仮想環境が保存されているディレクトリ(~/venvs/)を追加
- インタープリタを選択する際に仮想環境のリストも表示されるようになるので選択したら使えるようになります
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この作業工程はほとんどChatGPTが考えてくれました。最近は調べたうえで回答を生成してくれるので便利ですね。初めての記事で読みずらいところもあったと思いますがここまで読んでくださり、誠にありがとうございました。