LoginSignup
0
1

More than 3 years have passed since last update.

Section1:入力層~中間層


ディープラーニングは、結局何をやろうとしているか2行以内で述べよ。
また、次の中でどの値の最適化が最終目的か。
全て選べ。(1分)
①入力値[X] ②出力値[Y] ③重み[W] ④バイアス[b] ⑤総入力[u] ⑥中間層入力[z] ⑦学習率[ρ]

回答例:

誤差を最小化するパラメータを発見する事。
選択問題回答:③④

【考察】

最終的には出力値[Y]の値を正解の値に近づけていく事が目標だが、それを出力するために、重み[W]、バイアス[b]の最適化が目標になる。

ある入力[x]に対して、何らかの結果[y]を出力するタスクがあった場合、内部処理をfとした時に、y=f(x)と書ける。ディープラーニングは、この内部処理fと解釈する事も出来、重みとバイアスの最適化とは、内部処理fの最適化とも考える事が出来る。


次のネットワークを紙にかけ。
入力層:2ノード1層
中間層:3ノード2層
出力層:1ノード1層
(5分)

回答例:

image.png

【考察】

ノードから次のノードに値を渡すときに、重みとバイアスが使われる。この重みとバイアスの最適化が学習の目標。
同一ノードでの、u→zについては、入力をuとした活性化関数fの出力がzになる。


この図式に動物分類の実例を入れてみよう。
(3分)
image.png

回答例:

image.png

【考察】

入力値のxについては、何を与えるかについては、人間が判断する必要がある。


この数式をPythonで書け。
(3分)
image.png

回答例:
1-1.py
import numpy as np

x1 = 1.0
x2 = 2.0
x3 = 3.0
x4 = 4.0
x = np.array([x1, x2, x3, x4])

w1 = 0.1
w2 = 0.2
w3 = 0.3
w4 = 0.4
W = np.array([w1, w2, w3, w4])

b = 0.1

u = np.dot(x, W.T) + b
print(u)

出力結果:3.1

【考察】

ベクトル同士の掛け算の和(Wx)を計算する時は、内積関数dotを利用する。


1-1のファイルから
中間層の出力を定義しているソースを抜き出せ。(3分)
image.png

回答例:

image.png

【考察】

総和uに対して、活性化関数はReLUを使って、zを出力している。

Section2:活性化関数


線形と非線形の違いを図にかいて
簡易に説明せよ。
(6分)

回答例:

分類問題で考えると分かりやすい。
例えば、2つの特徴量から、2つのクラスを分類する場合、直線で分類する時に線形、
非直線で分類する時に非線形となる。
image.png

【考察】

・線形は、どちらかというと単純な分類(超平面で分割出来るもの)に使われる。
・非線形は、色々な種類が考えられるが、線形に比べて計算が難しくなる。


配布されたソースコードより
該当する箇所を抜き出せ。(3分)
image.png

回答例:

image.png

【考察】

複数ノードになって、単数ノードの時と、処理している事は変わらない。
各入力に対して、重みを掛けて、足し合わせて、バイアスを加えて、活性化関数に与える。
という一連の流れを、全てのノードに対して行っているだけ。

出力される値は、ノード数の数分、出力される。

Section3:出力層(3-1 誤差関数)


・なぜ、引き算ではなく二乗するか述べよ。
・下式の1/2はどういう意味を持つか述べよ。
(2分)
image.png

回答例および考察:

・引き算の場合、プラスの誤差とマイナスの誤差の両方が考えられる。例えば+1の誤差の結果と-1の誤差の結果があった場合、お互い打ち消しあって、誤差ゼロとなってしまう。そういった事を防ぐために二乗を行っている。

・1/2がある事で、E(w)を微分した時に、二乗の2と打ち消しあって、式がきれいになって、計算がしやすくなる。

Section3:出力層(3-2 出力層の活性化関数)


①~③の数式に該当するソースコードを示し、一行づつ処理の説明をせよ。
(5分)
image.png

回答例:
3-2.py
def softmax(x): #ソフトマックス関数の宣言。①に該当する。引数のxは、uをリストとして受け取っている
    if x.ndim == 2: #xの次元数が2の時
        x = x.T #xを転置させる
        x = x - np.max(x, axis=0)   #各値についてXの最大値を引く
        y = np.exp(x) / np.sum(np.exp(x), axis=0)   # np.exp(x)が②、np.sum(np.exp(x), axis=0)が③に該当する
        return y.T  #yを転置させたものを返す
    x = x - np.max(x) # オーバーフロー対策 各値についてXの最大値を引く
    return np.exp(x) / np.sum(np.exp(x))    # np.exp(x)が②、np.sum(np.exp(x))が③に該当する
【考察】

数学の式をそのままではなく、実装時にはオーバーフロー対策などが必要になる。
引数についても、数式のそのまま渡すのではなく、リスト化して渡す事で、コードが見やすくなる(数式通り、引数をi,uで記述を行うと、呼び出し側でループしたりする必要が出てきて、コードが冗長になってしまう)。


①~②の数式に該当するソースコードを示し、一行づつ処理を説明せよ。
(5分)
image.png

回答例:
3-3.py
def cross_entropy_error(d, y):  #dを正解値、yを出力値として受け取っている。 ①に該当する
    if y.ndim == 1:     #yの次元が1の時
        d = d.reshape(1, d.size)    #dを1行のリストに変換
        y = y.reshape(1, y.size)    #yを1行のリストに変換
    # 教師データがone-hot-vectorの場合、正解ラベルのインデックスに変換
    if d.size == y.size:    #dとyのサイズが同じ場合
        d = d.argmax(axis=1)    #正解値のインデックスに変換
    batch_size = y.shape[0] #データ数を取得
    return -np.sum(np.log(y[np.arange(batch_size), d] + 1e-7)) / batch_size #-np.sum(np.log(y[np.arange(batch_size), d] + 1e-7))の部分が②に該当する。
【考察】

実装時には、logの引数がゼロにならないように、1e-7のように、非常に小さい値を加えるなどの工夫が必要(ゼロの時に、-∞になってしまうため)。

Section4:勾配降下法


該当するソースコードを探してみよう。
(1分)
image.png

回答例:

左側の式:
image.png

右側の式:
image.png

【考察】

∇を求めたりする細かい微分については、backward()関数の内部処理になるが、やっている事は、
今の値を勾配方向(誤差が少なくなる方向)に対して、パラメータWを更新している処理をしている。


オンライン学習とは何か
2行でまとめよ。(2分)

回答例:

新しくやってくる学習データに対して、
継続的に学習を続けていく学習方法。

【考察】

オンライン学習を行う事が出来れば、サービスとして、既に訓練されたパッケージを提供するだけではなく、提供した後も、継続して学習を続ける事が出来る。


image.png
この数式の意味を図に書いて説明せよ。
(5分)

回答例:

この式はミニバッチ勾配降下法のパラメータ更新の式になる。
image.png

【考察】

全部の訓練データを、10~100個づつなどに分けて(ミニバッチ)、そのミニバッチごとにパラメータの更新を行う。

Section5:誤差逆伝播法


誤差逆伝播法では不要な再帰的処理を避ける事が出来る。
既に行った計算結果を保持しいてるソースコードを抽出せよ。
(3分)

→1_2_back_propagation.py

回答例:

image.png

【考察】

delta2は1x2の行列になっているが、次に計算する時にベクトルにする必要があるので、
np.sum(delta2, axis=0)を使って、行列をベクトルに変換している。
実装時には、shapeをなど使って、形を確認しながら行うと整理される。


2つの空欄に該当するソースコードを探せ。
(3分)
1_3_stochastic_gradient_descent
image.png
image.png

回答例:

上側:
image.png

下側:
image.png

【考察】

出力層側から入力層側に向かって、順番に勾配が求められているのが、コードから確認出来る。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1