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Azureの基礎 その7

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コア Cloud Services - Azureデータストレージオプション

出展:https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/intro-to-data-in-azure/index

Azureを利用してデータを格納することのメリット

Azureを利用してデータを格納することのメリット

・バックアップと回復の自動化:予期しない障害や中断が発生した場合にデータを失うリスクが軽減される
世界中で複製:データがコピーされ、スケジュールされているメンテナンスやハードウェアの故障など、計画的なイベントや計画外のイベントからデータが保護される
データ分析のサポート: データ使用状況の分析がサポートされる
暗号化機能:データが暗号化され安全性が非常に高くなる
      データにアクセスできるユーザーを厳重に制御することも可能
複数のデータ型:ユーザーに必要とされるほとんどすべての種類のデータを格納できる
仮想ディスクのデータストレージ:仮想ディスクに最大32TBのデータを格納できる
ストレージ層:使用頻度情報に基づいてデータへのアクセスに優先順位を付ける

データの種類

・構造化データ(リレーショナルデータ)
  ・スキーマに準拠したデータであり、すべてのデータが同じフィールドとプロパティを持っている
  ・行と列から成るデータベース テーブルに格納できる
  ・入力、クエリ、分析が簡単である
・半構造化データ(非リレーショナルデータ、NoSQLデータ)
  ・タグまたはキーの使用によりデータの階層が編成され提供される
・非構造化データ
  ・構造が指定されていないデータ
  ・保持できるデータの種類に制限がない

Azureデータストレージでビジネスストレージニーズをどのように満たせるか

Azure SQL Database

・Microsoft SQL Serverデータベースエンジン最新バージョンに基づく、サービスとしてのリレーショナルデータベース(DaaS)
・パフォーマンス、信頼性、セキュリティの面で優れたフルマネージドのデータベース
・Azure Database Migration Serviceを使用し既存のSQL Serverデータベースを最小限のダウンタイムで移行できる

Azure Cosmos DB

・グローバル分散型データベースサービス
・スキーマのないデータがサポートされ、絶えず変化するデータをサポートするための応答性に優れたAlways Onアプリケーションを構築することができる

Azure Blob Storage

・構造化されていない⇒保持できるデータの種類に制限がない
・一般的なファイル形式に限定されない

Azure Data Lake Storage

・構造化データと非構造化データの両方を格納する大規模なリポジトリ
・データの使用状況を分析しレポートを作成することができる
・オブジェクトストレージのスケーラビリティおよびコストに関する利点と、ビッグデータファイル システム機能の信頼性とパフォーマンスが結合されている

Azure Files

・クラウドで業界標準のサーバーメッセージブロック(SMB)プロトコルを介してアクセスできるフル マネージドのファイル共有を提供する
・ファイルストレージ共有は、任意の数のAzure仮想マシンまたはロールが同時にマウントしてアクセスすることができる

Azure Queue

・世界中のどこからでもアクセスできる大量のメッセージを格納するためのサービス
・Azure Queue Storageを使用して柔軟なアプリケーションと分離された機能を構築し大規模なワークロード間での持続性を高める
・アプリケーションコンポーネントがクラウド、デスクトップ、オンプレミス、モバイル デバイスのいずれで実行されている場合でも、アプリケーションコンポーネント間の通信に非同期メッセージングキューを提供する
・以下のことが可能
  ・作業のバックログを作成し異なるAzure Webサーバー間でメッセージを受け渡す
  ・異なるWebサーバー/インフラストラクチャの間で負荷を分散し、トラフィックの急激な増加を管理する
  ・複数のユーザーがデータに同時にアクセスしたときのコンポーネントの障害に対する回復力を構築する

Disk Storage

・アタッチされた仮想ハードディスクにデータを永続的に格納し、アクセスできるようになる
・管理と構成はユーザーが行う
・一般的な使用シナリオは、永続ディスクにデータの読み書きを行うアプリケーションのリフトアンドシフトを行う場合、またはディスクがアタッチされた仮想マシンの外部からのアクセスは不要のデータを格納する場合など

ストレージ層

・ホットストレージ層
  ・頻繁にアクセスされるデータを格納するために最適化される
・クールストレージ層
  ・アクセスされる頻度は低いものの30日以上格納されるデータ用に最適化される
・アーカイブストレージ層:
  ・ほとんどアクセスされず180日以上格納され、待ち時間の要件が柔軟であるデータ用

暗号化とレプリケーション

・暗号化機能とレプリケーション機能によってデータのセキュリティと高可用性が提供される

ストレージサービスの暗号化

・保存データ用のAzure Storage Service Encryption(SSE)
  ・利用するデータをセキュリティで保護し組織のセキュリティと規制コンプライアンスを満たす
  ・ データは格納前に暗号化され取得前に復号化される
・クライアント側暗号化
  ・データはクライアントライブラリによって既に暗号化されている
  ・Azureではデータは保存時に暗号化された状態で格納され、取得時に復号化される

ストレージの可用性のためのレプリケーション

・ストレージ アカウントを作成するときにレプリケーションの種類を設定する
・レプリケーション機能によりデータが永続的で常に使用できることが保証される

Azureデータストレージとオンプレミス ストレージの比較

コスト効率

・オンプレミスストレージソリューション
  ・購入、導入、構成、保守が必要な専用ハードウェアが必要⇒多大な初期投資 (資本コスト)
  ・ 要件の変更により、新しいハードウェアへの投資が必要になる場合
  ・使用中のハードウェアでピーク時の需要を処理できる必要がある
・Azureデータストレージ
  ・従量課金制価格モデルが提供される
  ・スケーラブルであるため、需要の増加に応じてスケールアップまたはスケールアウトし、需要が少ないときにはスケールバックすることができる
  ・データ サービスが必要な場合にのみ課金されます

信頼性

・オンプレミスストレージ
  ・データ バックアップ、負荷分散、ディザスターリカバリーの戦略が必要
・Azureデータストレージ
  ・データバックアップ、負荷分散、ディザスター リカバリー、データ レプリケーションがサービスとして提供され、データの安全性と高可用性が確保される

ストレージの種類

・オンプレミスストレージ
  ・オンプレミスのアプローチでは、ストレージの種類ごとに多数のサーバーと管理ツールが必要
・Azureデータストレージ
  ・分散アクセスや階層型ストレージなどのさまざまなストレージ オプションが用意されている
 ・ソリューションの各部分に最適なストレージの選択肢を提供するストレージテクノロジの組み合わせを統合することが可能

機敏性

・オンプレミスデプロイ
  ・変化は新しいサーバーやインフラストラクチャ要素のプロビジョニングとデプロイを意味する  
  ・このアクティビティには時間とコストがかかる
・Azureデータ ストレージ
  ・新しいサービスを数分で作成できる柔軟性がもたらされる
  ・多大なハードウェア投資を必要とすることなくストレージバックエンドを迅速に変更できる

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