Warpは良い・・・のか?
MacのターミナルエミュレータはずっとiTerm2を使っていましたが1年弱前くらいからなんか流行ってるからという理由でWarpターミナルに切り替えました。
- 背景画像や文字色などの見た目を柔軟かつ簡単に変更できたり(GUIから簡単に変えられてしかも文字色なども背景画像に合わせて自動で変更してくれる!!)
- 優秀なコマンド補完機能でさくさくコマンドを叩けたり
- 動作サクサクだったり
良いところもたくさんあったのですが下記の不具合がちょくちょく出てきており別のターミナルエミュレータに乗り換えを検討していました。
Bashを使い続けていた私がWarpで悩まされていた現象
改行を含む複数コマンドの貼り付けができない
たとえばAWSの環境変数を設定する場面で以下のコマンドを貼り付けると途中で複数行入力モード(正式名称を何ていうのかわからないけどコマンドの途中でバックスラッシュを入力してEnterすると左に>が出てきてコマンドを複数行にわけて書けるようになるやつ)になってうまく貼り付けできません。
ググっても対処法が見つからなかったので毎回メモ帳に貼り付けて1行ずつ貼り付けていました。
(warp terminal multiline pasteとかで検索すると一応GitHubのissueが出てきますが今後のビルドで修正をリリースされるとか書いてあるだけで対処方は見つからず・・・)
export AWS_ACCESS_KEY_ID="**************************"
export AWS_SECRET_ACCESS_KEY="**********************************"
export AWS_SESSION_TOKEN="**************************************************************************************************:"
バックスラッシュを改行として認識してくれない
上記の現象とは逆でコマンド途中でバックスラッシュを含む複数行コマンドを実行しようとするとエラーになって実行できない現象が起きていました。
複数行にすると上の現象が発生するので仕方なくテキストエディタで置換して1行に直したコマンドを貼り付けていました。
ブロックの幅がめっちゃ狭くなる
正確な再現方法がわかっていないのですがコマンド結果の表示が多めなコマンドを実行するとたまにブロックの幅がめちゃくちゃ狭くなる現象が発生していました。
結果は表示されなくなるのではなく別のブロックと重なって表示されるみたいな挙動になっていたのでごちゃごちゃして読みづらくなってしまった結果を頑張って読んでいました・・・。
ページ送りできるタイプのコマンドの実行中たまに文字が消えなくなる
git log
などのページ送りできるタイプのコマンド実行中たまにページ送りしても文字がそのままで消えなくなる現象が発生していました。
いったんqで閉じて再度開くと元にもどっていたので現象が発生するたび閉じて開いてを繰り返して対処していました・・・。
他にも色々あったと思うのですが覚えているのは上記のような現象です。
致命的な現象はないものの地味にストレス
使い続けようと思えば使い続けられるような地味な現象ばかりでしたが地味にストレスが溜まりWezTermかHyperに乗り換えようか、もしくはiTerm2に戻そうか考えていました。
ネットでいくら調べても私と同じ現象に悩まされている人はいないしこんなに不具合ばかり起きているのに誰も不具合の多さについて言及していないのが不思議で仕方がありませんでした。
ふとした思いつきで悩みが改善するってよくあること
代替となるターミナルエミュレータを検討していたところでふとそういえばシェルをZshからBashに変えていたな・・・と思いあたりました。
Linuxに触れる機会が多いので些細な違いで混乱したくないと思いZshからBashに切り替えしていたのです。
もしかしてこれが原因ではと思いZshに戻してみることに
chsh -s /bin/zsh
これで上記の現象全て改善しました。
解消したときは歯の間に挟まっていたネギが取れたかのようなすっきり感でした。
とりあえずいまのところZshにして困ったことはないのでこのまましばらくZshで過ごしたいと思います。
所感
Warp使いでBash使いの方あまりいないのかしら・・・