前からFusionを使ってて気になってた、フィレットコマンドの中の「G1」「G2」について、違いと使い分け方を図解しました。
G1とG2の違い
結論:カーブの切り替わりが、G1は急、G2はスムーズ
G1とかG2は業界標準語とのこと (後述)。
要は、急にカーブが始まるのがG1、徐々にカーブが始まるのがG2。
G2の特徴:見た目をなめらかにできる
G2にすると、光をあてたときにハイライトの切り替わりがG1よりやわらかく、スムーズになる。
G1は円弧になれるが、G2は円弧になれない
接線ウェイト(後述)が1.0のとき、G1の曲線は純粋な円弧になりますが、G2は常にいくつかの曲率を組み合わせた曲線の組み合わせになるようです。
使い分け方
自分みたいに個人で3Dプリンタを使うレベルならば、常にG1かつ接線ウェイト1.0でよい気がします。(円弧以外のものを手に負える気がしない、、、)
外見や見た目を気にする場所だけG2にして、適宜接線ウェイト(後述)を調整する、くらいでしょうか。
補足
1️⃣接線ウェイトについて
G1とG2ともに、接線ウェイトを変えると、曲線のふくらみの具合を連続的に調整できます。厳密な仕組みはよくわかりませんが、数値が大きいとぷっくり、数値が小さいとひしゃげるような格好となります。
なお、G1で接線ウェイト1.0のとき、曲線は純粋な円弧になるようです。
2️⃣そもそもG1とかG2って何の用語なのか
GPTくんに調べてもらったところ、学術界から派生した業界標準用語のようです。
Autodeskのほかのソフトだと解説がありますが、Fusion向けのものは見つかりませんでした。余裕があれば読み込んでみたいです。
参考文献
Alias AutoStudio 2024のヘルプページ
DPTという機械設計ソフトウェアのヘルプページ
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