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AWS IoT CoreとAWS IoT Device Management基礎知識まとめ

Last updated at Posted at 2020-10-15

記事について

AWS IoT Device Managementについての自分用まとめ
今後実際にいくつか使用予定があるため、その際にアップデート予定

IoTでよく出てくる課題、要件

初期化時

  • クラウド接続するための個別の認証情報をどうするか
  • デバイスの情報をどう登録するか

動作時

  • デバイスの設定変更したい
  • デバイスの状態を可視化したい
  • デバイスで発生している問題を調べたい

更新時

  • FW更新をどうするか

AWS IoT Device Management

  • IoT Coreに統合されている
    ※サービス一覧からIoT Device Managementを検索してジャンプするとIoT Coreが開く

  • 大量のデバイス向けにデバイスの登録、グルーピング、OTA等のJob、queryベースの検索を提供する管理機能群

主な機能

デバイス登録

膨大な数のIoTデバイスの登録において個別の証明書を発行、デバイスへの埋め込み作業を排除する
以前記事にしたフリートプロビジョニングや、JITR、JITP等のプロビジョニング方式
https://qiita.com/takmot/items/eda7c2f519581b40ec3f

デバイスのグループ化

静的グループ

例えばビル内システムでは、
ビル単位、フロア単位、部屋単位のグループや、機種、機能、セキュリティ要件単位のグループ等
以下想像されるユースケース

  • グループ単位のアクセスポリシー管理
  • グループ単位のアクション実行(再起動、アップデート等)

動的グループ

指定されたグループ条件を満たすデバイスの追加、条件を満たさなくなったデバイスの削除を自動的に実行
動的グループを作る場合は後述するフリートインデックスを使用する必要がある
以下想像されるユースケース

  • ステータスがエラーとなったデバイスをグルーピングして情報の確認、ログの収集
  • 旧バージョンのファームウェアを持つ、バッテリー残量80%以上のデバイスをグルーピングしてアップデートを実行
  • 料金プランでグルーピングして機能制限等の設定変更

フリートインデックスを使用したデバイス検索

デバイスを指定した条件で絞込検索できる
特定のデバイス情報可視化や、絞り込んだデバイスを動的グループとして前述した動的グループに対する処理が実行できる
以下フリートインデックス作成方法
1.png
2.png
以下、検索条件として設定できる項目

  • モノの名前、説明、属性
  • デバイスシャドウで管理されているデバイスのステータスや設定
  • モノの接続状態
  • グループ名、説明、属性

動的グループ作成

フリートインデックスを有効にすると動的グループ作成が可能
以下のようにクエリ条件を指定し、条件を満たしたデバイスをグルーピング
3.png

Job

クラウドからJobとしてJSON形式データを送信しデバイスはJob内容に応じた処理を行う
Jobの状態、結果を通知機能で確認が可能
Jobはジョブドキュメント(JSON形式)で定義
ターゲットは、モノ、モノのグループ
Jobの種類は以下の2つ

  • Snapshot
    1回限り実行
    Job作成時に存在するモノが対象
    ユースケース:

    • ビル、フロア等グループに対する一括設定変更
    • 異常が発生しているデバイスのグループに対する再起動
  • Continuouus
    特定の条件に一致した場合に実行
    Job作成時、作成後の対象グループに存在するモノが対象
    タイムアウト設定可能
    ユースケース:

    • 期間内に接続中かつ、アイドル状態かつ、バッテリー残量80%以上になったデバイスのアップデート

セキュアトンネリング

ファイアウォール内のIoTデバイスに対するリモートアクセスを可能にする
用途としては、デバイスに異常が発生し、デバイスのステータスやログでは原因がわからないような場合に
一時的にトンネルを作成、SSH等でアクセスしデバッグに使用する
デバイス側にLocalproxyアプリケーションをインストールしておく必要あり

参考

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