[Laravel5]composerでrequire-devのものをproviders/aliasesに登録したい時の一工夫

現象

composer update --no-dev

をするとcomposer.jsonのrequire-devはロードされない。
しかし、Laravelのconifg/app.phpでaliases/providersに登録しているとcomposer updateが失敗してしまう。
特にLaravelではLaravelDebugBarがよく使われており、このパッケージはproduction環境では必要ないため、requre-devに設定されることが多い。すると上記コマンドでは

(Class 'Barryvdh\Debugbar\ServiceProvider' not found)

とエラーメッセージが出てしまう。
気にせずcomposer updateをすれば、成功はするのだが、不必要なパッケージまでデプロイするべきではない。
以下では2つの方法で上記の現象を解消したので紹介する。

対処法

1. config/app.php内で切り分ける

config/app.phpは以下のように記述されている

<?php

return [
        ~~~~~~
    'providers' => [
         'Illuminate\Auth\AuthServiceProvider',
         ....
    ],
    'aliases' => [
        'App'       => 'Illuminate\Support\Facades\App',
        ....
    ]
];

なので、一旦return されているものを tmp とし、env('APP_ENV')がlocalの場合追加してあげれば良い。
以下のようなコードになる

<?php

$tmp = [
        ~~~~~~
    'providers' => [
         'Illuminate\Auth\AuthServiceProvider',
         ....
    ],
    'aliases' => [
        'App'       => 'Illuminate\Support\Facades\App',
        ....
    ]
];
if (env('APP_ENV') == 'local') {
  $tmp['providers'][] = 'Barryvdh\Debugbar\ServiceProvider';
  $tmp['aliases']['Debugbar']  = 'Barryvdh\Debugbar\Facade';
}
return $tmp;

これで動くは動くがなんかLaravelらしくない。

2.serviceproviderを作る

1の方法で実装していたが、serviceproviderで実装する方法があったので実装した。
http://blog.piotrows.pl/en/laravel-5-load-serviceprovider-depend-on-env-file/
リンク先のFinal ServiceProvider codeと同じため（コメントの一部を日本語化したぐらい）のためここにはコードはアップしない。
gistには参考までにupしてある。
https://gist.github.com/ytacky/b5aca6598ca1770a92f6

気をつけることは、config/app.phpのproviderに

'App\Providers\LocalEnviromentServiceProvider',

を追加すること

まとめ

LaravelDebugBarを紹介している記事ではほぼconifg/app.phpでaliases/providersの設定をしている。個人用のプログラムで本番環境に不要なパッケージがデプロイされても特に問題ないならば、その実装方法でも問題ない。基本的には composer update --no-devしてdev環境以外でいらないパッケージはデプロイしないようにしたほうがいい。