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[RHEL8] MariaDB10.4インストール途中に競合エラーが発生してインストールできない

Last updated at Posted at 2019-08-28

#環境

  • RHEL8(AWS EC2)

#内容
RHEL8(AWS EC2)でMariaDBをyumインストールすると現状MariaDB10.3がインストールされる。

これにMariaDB10.4のバージョンをインストールしたいと思い、MariaDBリポジトリ生成ページより生成したリポジトリを用いてインストールしようとしたところ、以下のような競合エラーが発生してインストールできない。

エラー: トランザクションの確認時にエラー:
  ファイル /usr/bin/msql2mysql は mariadb-3:10.3.11-2.module+el8+2885+7b8bb354.x86_64 と MariaDB-client-10.4.7-1.el8.x86_64 のインストールで競合しています。
  ファイル /usr/bin/mysql は mariadb-3:10.3.11-2.module+el8+2885+7b8bb354.x86_64 と MariaDB-client-10.4.7-1.el8.x86_64 のインストールで競合しています。
  :
  :

#原因
MariaDB10.3をインストールするときに使用するrhel-8-appstream-rhui-rpmsリポジトリと競合していたため発生。これを無効化することでMariaDB10.4をインストールできた。

#インストール作業の流れ
はじめに、MariaDB10.3がインストールされている場合はアンインストールしておく。

##リポジトリ生成
リポジトリ生成手順は以下のとおり(画像参照)

  1. Choose a Distro → RedHat
  2. Choose a Release → Red Hat EL 8(x86_64)
  3. Choose a Version → 10.4[Stable]
    screencapture-downloads-mariadb-org-mariadb-repositories.jpg

##MariaDB.repo作成
リポジトリ生成ページに表示されたテキストをコピペして**/etc/yum.repos.d/MariaDB.repo**を作成。

##インストール
リポジトリ生成ページの記述通りにMariaDBをインストールしようとすると「一致するリポジトリーがありません: rhel-8-for-x86_64-appstream-beta-rpms」と表示されて、件のエラーが発生するので注意。
ここで競合を起こしているリポジトリはrhel-8-appstream-rhui-rpmsなのでこちらを無効化する。1

$ sudo dnf install boost-program-options
$ sudo yum --disablerepo=rhel-8-appstream-rhui-rpms install MariaDB-server MariaDB-client

##インストール確認
無事にインストールできたか確認。

$ mysql -V
mysql  Ver 15.1 Distrib 10.4.7-MariaDB, for Linux (x86_64) using readline 5.1

#参考

#補足(19.08.30追記)
自身の環境でMariaDBに使用されるリポジトリを調べる際は

$ sudo yum info mariadb

として、競合しそうなリポジトリ名を調べる。
なお、現在有効になっているリポジトリ一覧を表示する際は

$ sudo yum repolist

とする。

  1. 今回RHEL8環境の作業のため、無効化するリポジトリを本題の通り指定しましたが、環境によってMariaDBインストール時に使用するリポジトリは異なるようです。補足参考。

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