SlackみたいなMattermostを構築する（事前準備）

はじめに

　IT関係の仕事をしていると、ちょっとみんなに相談したいことなんかがあります。メールするほどではないし、グループウェアにチャット機能はないし。でもSlackみたいな外部のサービスは利用できない。
　そういう時にSlackみたいなチャットツールのMattermostを知り、構築してみました。

サーバの前提条件

　今回は、CentOS7（さくらのVPS）を使用しています。
　lxcでコンテナ2個作って、1個はmattermost本体、もう1個がMySQL（MariaDBね）にします。

データベースの構築

　DB用のLXCコンテナにyumでMySQL（MariaDB）をインストールします。
　これは、コマンド一発でOK

 $ sudo yum install -y mariadb mariadb-devel mariadb-server mariadb-libs

文字コードを変更しておきます。

/etc/my.cnf

# If you need to run mysqld under a different user or group,
# customize your systemd unit file for mariadb according to the
# instructions in http://fedoraproject.org/wiki/Systemd
character-set-server=utf8 ←追加

次に、MariaDBを起動します。

 $ sudo syatemctl start mariadb
対話型で初期設定を進めます。
 $ sudo mysql_secure_installation

次にデータベースの作成して、ユーザ作成と権限の設定

$ mysql -u root -p
 Password:
 MariaDB[(none)]> create database mattermost
 MariaDB[(none)]> create user 'userxxx'@'1.1.1.%' identified by 'passwd';
＊userxxxは1.1.1.0/24のマシンから接続を許可し、パスワードはpasswdです
 MariaDB[(none)]> grant all privileges on mattermost.* to 'userxxx'@'1.1.1.%';

MySQLはデフォルトのエンジンがInnoDBなんですが、これだとFULLTEXTのIndexができず、matermostインストール時にエラーになります。そこで、FULLTEXTのIndexが可能なMyISAMにエンジンを変更します。

 MariaDB[(none)]> use mattermost
 MariaDB[(none)]> alter table <テーブル名> engine=myisam;
＊変更はテーブル単位で行います。とりあえず、show tables;でテーブル名見ながら地道に変更しました。（ワイルドカードが使えなった・・・）

これでデータベースの準備ができました。