導入
科研費の報告の季節になりました。最近は科研費の報告でCSVファイルが使用可能になり、出版論文の情報を手で入力する手間は軽減されたのですが、より楽にするためにNASA ADSからそのCSVファイルを作る方法を紹介します。
NASA ADS
宇宙、天文系の研究はNASA ADSにまとまっています。
QUICK FIELDで謝辞の欄に科研費の番号がある論文を検索します。書式は以下のような感じです。Hは補助金、Kは基金。
ack:"JP??H?????"
見つかったものの年度をみて報告したいものにチェックをいれ、exportをクリック、 Other formatを選びます。
Custom format
Custom formatではチェックがついている論文の情報を好きなフォーマットで出力することができます。
詳しくはリンク先を参照してください。
科研費のCSVの書式はdoi, 著者, 論文名, 論文誌, vol, 年, ページ数, 査読ありか?、国際共著か?, open accessか?となっています。最後の3つは手で入力しないといけませんが、それ以外の項目は以下で出力できます。中にカンマが含まれそうな場合にはダブルクォーテーションで囲み、カンマの前にスペースを入れないことがコツです。
%d,"%k","%T","%J","%V",%Y,"%p"
この出力のテキストをcsvファイルとして保存し、エクセル等で開き、3つの項目, 査読ありか?、国際共著か?, open accessか?をyesなら1、noなら0で記入すれば終了です。