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Google翻訳を利用して英作文トレーニング

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Google翻訳に英作文の出題文(日本語)を作成してもらい、英作文をリアルタイムでレビューしてもらおうというお話です。

最近、Google翻訳の精度がかなり向上して、英日翻訳がそこそこ違和感のない日本語をアウトプットしてくれるようになりました。

そこで英文を書かなければならないときには、Google翻訳に英文を入力しリアルタイムに出来上がる日本語を見て、書きたい意図が読み取れる日本語訳になるように英文を推敲することにしました。英語の先生がリアルタイムでレビューしてくれているような感覚です。迷いが減ったので英作文のスピードがかなり向上しました。英作文の質も向上したのではないかと思います。

英作文のスピードアップが狙いなら、まず日本語で書いておいてGoogle翻訳に日英翻訳させる方が手っ取り早いかもしれません。しかしそれでは自分の英語が上達しませんし、日本語の作文にもそれなりに時間がかかる上に英訳に不向きな文章ができてしまいがちなので、トータルで考えると上記の方法はなかなか合理的と言えそうです。

ここから発想を広げて、以下の手順のような英作文トレーニング法を考えました。Google翻訳をハッシュ関数に見立てて、ハッシュ値を見ながら入力値を当てに行くようなやり方です。(ついつい単語を総当りしたくなるところもハッシュっぽい)

手順:

  1. お手本にする英文を選ぶ。(スピーチのトランスクリプトとか、新聞や雑誌の記事とかブログとか)
  2. Google翻訳にかけて日本語にする。これが出題文になる。
  3. 出題文を見ながらGoogle翻訳の左側の枠内で英作文する。右側の枠内にリアルタイム翻訳されて出て来る日本語が出題文と同じになったら、元の英語と同じ文章を作文できているはず。
  4. 作文した英語と元の英語を比べてみる。

この方法には以下のメリットがあります。

  • 任意の英文を英作文の題材にできる。例えば英語で語れるようになりたい分野や真似したい人の文章を題材にできる。
  • 英作文の巧拙のフィードバックをリアルタイムで受けられる。生成される日本語訳を見ながらその場で英文を修正することができるので、イライラ感が少ない。
  • スピーチや会話のトランスクリプトを題材にすると、英作文だけでなく、ヒアリングや音読など、いろんなトレーニングで使い回せる。
  • 英語以外にも応用できる。(市販教材の少ない言語の方がありがたみが大きいかもしれない)
  • 一人でできる。
  • タダ。

考慮点もあります。

  • インターネットにつながっている必要がある。
  • 精度が向上したとはいえ、Google翻訳が生成する日本語はまだまだぎこちない。(元の英文を推測するためのヒントと割り切る。日本語としての完成度はさほど重要ではない)
  • 出題文とおなじ日本語訳ができたとしても、元の英文と同じ英文を作文できているとはかぎらない。(その点はハッシュ関数っぽくない)
  • 題材の英文を自分で選ぶので、選んだ題材がお手本として適切である保証はない。間違った英語かもしれないし、自分のレベルに合ってないかもしれない。(チョイスを相談できる上級者がいるといいかも)
  • 初級者には向いてなさそう。初級者向きの英文を探すと結局ちゃんとした学習教材に行き着いて、上記の手間をかける必要がない気がする。

実際にやってみました。
Screen Shot 2017-01-07 at 8.06.24.png

出題文ができました。
「はい。 それは楽しいと簡単です。 私はあなたのパンチラインを台無しにすることが嫌いですが、実際に私にとっては難しいことは、最初に私が何を言いたいのかを考え出すことです。 私は書いて座る前に、資料を集めて資料を整理するのに多くの時間を費やします。 私は時間の4分の3がそれだと言っています。 実際の執筆が始まると、それは私のために楽しいものです。 それはただの楽しみです。」

出題文と同じ日本語訳を目指して推敲を繰り返しながら英作文して、程々のところで終了します。
Screen Shot 2017-01-07 at 9.57.26.png

最後に英作文とお手本の英文と比較します(答え合わせ)。

実際にやってみて、自動翻訳された日本語の違い以上にお手本の英文と英作文が違っていたのは残念でしたが、それによって自分の語彙の少なさ、文法力の未熟さに気付かされます。これをたくさんこなすと語彙や表現力が身についていくだろうという実感はありました。問題集よりは意欲をもって取り組めそうです。

年末にふと思いついてまださほど実践していないのですが、今年は英作文をたくさんこなそうという年初の誓いの意味を込めて投稿しました。

ちなみに今回お手本にした英文はFREAKONOMICS RADIOというPodcastの一節です。ご参考まで。

以上です。

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