#はじめに
過去に投稿した「Dockerの送信専用メールサーバー」を DKIM に対応しました。
これで、メール送信時に関連するセキュリティ SSL, SPF, DKIM, DMARC を一式全てサポートできるようになりました。
(SPF, DKIM, DMARC を利用する場合は、別途 DNS サーバーに TXT レコードの追加が必要です。)
GitHubへのリンク(日本語の説明もあります。)
https://github.com/takeyamajp/docker-postfix
##DKIMに関するオプション
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ENABLE_DKIM(デフォルト:true)
trueの場合は、送信メールのヘッダーに電子署名を追加します。
もし DKIMの機能を使わない場合は、falseに設定してください。 -
DKIM_KEY_LENGTH(デフォルト:1024)
鍵の長さ(bit数)です。使用する DNS サーバーが255文字より長い TXT レコードをサポートしている場合は、2048 に変更する事をおすすめします。 -
DKIM_SELECTOR(デフォルト:default)
DKIM の鍵が複数ある場合にそれらを識別するための名前です。
このコンテナ以外にもメールサーバーがある場合は、セレクタが重複しないように 'default' 以外に変更してください。 -
鍵の永続化について。
ボリューム '/keys' をホストマシンにマウントしてください。そうしないと、このコンテナが起動するたびにDKIMの鍵が変更されてしまいます。
以上です。よいメール送信ライフを!