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vte.cxAdvent Calendar 2015

Day 9

【vte.cx入門】8.ページネーションを実装する:jQuery実践編

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データ登録により、場合によってはデータ量が数百、数千と膨大になっていき、一度の取得では表示しきれないことがよく起こります。そんな時は一般的にページネーションを利用します。

vte.cxにもこのページネーション機能があるので、今回はjQueryによる設定方法を以下に記します。

1.ajaxでデータをページ指定で取得する(GETリクエスト)

上記データをjQueryのajax通信を使用し、GETリクエストを実行します。

javascript
$.ajax({
	url: '/d/hoge?f&l=50&n=1',
	method: 'get'
}).done(function(res) {
	alert('1ページ目取得成功');
}).fail(function( jqXHR, textStatus, errorThrown ) {
	alert('1ページ目取得失敗');
});

■リクエスト

param
url 取得先URL?f&l={表示件数}&n={ページ数} /d/hoge?f&l=50&n=1
method GET

1ページ辺りの最大表示件数を指定する

「?l」に最大表示件数を指定します。以下の指定は「50件/1ページ」ということになります。

?l=50

?l=100      ←   100件/1ページ

取得したいページ数を指定する

「?n」に取得したいページ数を指定します。以下の指定は「1ページ目」ということになります。

?n=1

?n=2      ←   2ページ目
?n=3      ←   3ページ目
?n=10     ←   10ページ目

■レスポンス

ステータス

ステータス メッセージ レスポンス
200 OK feed形式のデータ一覧
204 No entry (空)

204 No entryの場合は、取得先の配下に何も登録されていない状態です。

その他のエラーの場合、以下の仕様書の下部に細かく記載されています。
HTTPステータス一覧

「Please make a pagination index in advance. 」400エラー

このエラーが発生した場合は以下のページネーションの初期設定を行ってください。

ページネーションを実装するには初期設定が必要(Index生成)

実は上記の記述だけではエラーとなってしまいます。
それは、あらかじめページネーションのIndexを生成する必要があるからです。

まずは以下のURLにGETすることで、ページネーションのIndex生成を行います。

https://{自分のサービス}/d/hoge?f&l=50&_pagination=10

初期設定のURL解説

① まずはページネーションを設定したいデータのURLを決めてください。
仮に「/hoge」配下にするとします。

https://{自分のサービス}/d/hoge?f

② 次に1ページあたりの最大表示件数を決めます。
仮に50件とします。最大表示件数は「?l」パラメータに指定します。

?l=50

③ 次に何ページまでindexを貼るかを設定を決めます。
仮に10ページまでindexを貼るとします。indexは「?_pagination」パラメータに指定します。

?_pagination=10

④ これを組み合わせるページネーション機能の初期設定をするためのURLができあがります。

https://{自分のサービス}/d/hoge?f&l=50&_pagination=10

このURLは
「/hoge」に1ページ辺り最大50件まで表示するページを10ページ目まで設定
ということになります。

_paginationパラメータは以下のいずれかです。

  • {終了ページ番号}
  • {開始ページ番号},{終了ページ番号}

11ページ目を取得したい場合は、あらたに以下のURLをGETし、ページネーションのindexの続きを貼る必要があります。

https://{自分のサービス}/d/hoge?f&l=50&_pagination=11,20

11ページ目を取得したい場合、「?_pagination=11,20」とした方が処理の効率が良いです。
「_pagination=11」だと、1ページから11ページまでのページング情報(ページネーションのIndex)を作成します。最初に作成した10ページまでの情報がクリアされてしまいます。

【注意】?_paginationをしても「Please make a pagination index in advance. 」400エラーが発生する場合があります

ページのIndexを作成するのには時間がかかります。
例えば、100ページまでIndexを作るリクエストをした後、いきなりクライアント側が100ページ目の一覧取得を要求(GET)した時、サーバー側はまだIndexを張り終えていない場合があるため、Please make a pagination index in advance. 」エラーを返す場合があります。

その時は、**「1秒後にもう一度100ページ目を取得する」**といったリトライをする必要があります。

具体的には以下にソースを用意したのでそちらをご覧ください。

javascriptのソース(テンプレート)

以下のページネーションに必要なロジックを準備しました。
初期設定から実際に1ページ目を取得するまでのロジックです。
このソースをコピペし、画面で実行することで、ページネーションが実装できます。

// 2つのグローバル変数を定義
var _pageindex = 0; // ページネーションを貼る最大index
var _maxSize = 50;  // 1ページにおける最大表示件数(例:50件/1ページ)

/****
 * ページネーションの初期設定処理
 * @page ページネーションを設定するURL
 * @page 取得したいページ
 *****/
function indexBuilding(url, page) {
	var d = new $.Deferred();

	// ページング取得に必要な設定を行う
	var param;
	var pageindex = page + 9 > _pageindex ? page + 9 : _pageindex;
	if (pageindex > _pageindex) {
		if (_pageindex > 1) {
			param = _pageindex + ',' + pageindex;
		} else {
			param = pageindex;
		}

		// サーバにページネーション設定リクエストを送信
		$.getJSON(url + '?f&l=' + _maxSize + '&_pagination=' + param, function(){
			_pageindex = pageindex;
			d.resolve();
		}); 
	} else {
		d.resolve();
	}
	return d.promise();
}

function getFeed(url, pageNo) {
		$.ajax({
			url: url + '?f&l='+ _maxSize + '&n=' + pageNo,
			method: 'get',
			dataType: 'json'
		}).done(function(res) {

    		// 「res」にurlの1件目から50件目が格納されている
    		// pageNoが「2」だったら51件目から100件目が格納されている

		}).fail(function( jqXHR ) {

    		// エラー発生
            if (jqXHR.responseJSON.feed.title === 'Please make a pagination index in advance.') {

                // 1秒後にリトライする
                setTimeout(function(){
                    getFeed(url, pageNo);
                }, 1000);

            } else {
                alert('一覧取得失敗');
            }
		});
}

$(function(){

	// /hogeにページネーション設定を行います。
	var url = '/d/hoge';

	// 1ページ目(1〜50件)を取得する(これを2にすれば51から100までを取得する)
	var pageNo = 1;

	// 初期処理呼び出し(Index生成)
	indexBuilding(url, pageNo).then(function(){

		// ここからロジックを書く
		// 一覧取得
        getFeed(url, pageNo);

	});
});

ページネーションの実装はvtecxblankに実際に動くものがあります。
以下のファイルを参考にしてみてください。

/app/demo_list.html
/app/scripts/demo_list.js

次回は画像の登録と参照方法を説明します。

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