Xcode のデバッグ時に使う機能である、「Debug Memory Graph」を紹介します。
Debug Memory Graph はデバッグ中にメモリの状況を可視化する機能です。
画面は Xcode8.3.3 です。
使い方
まず起動方法ですが、プロジェクトをデバッグ実行した上で、エディタの下にあるこのボタンをクリックします。
すると Debug Memory Graph が起動します。
起動すると、下の画像のようにメモリの参照関係が可視化された状態で表示されます。
これだけでいろいろ参考になるのですが、左のペイン下にあるボタンをクリックすることでリークしてるメモリだけを表示することもできます。
リークしてる場合は参照が循環していたりします。
また、エディタ部分の上をクリックすると生存しているオブジェクトがすべて表示されます。
これがけっこう便利で、本来1つだけ生存してるべきオブジェクトが複数確認できるとどこかでリークしている可能性があるなど、
色々な判断に使えます。
基本的な使い方は以上です。
原因不明に落ちるなど、メモリリークが疑われる場合はかなり役立つ機能だと思います。
他にも便利な使い方などあれば、コメントいただけると幸いです。