- Dell XPS のWindows機にElemantaryOSを入れたデュアルブートまでの手順
- 一通りの環境を構築
しばらく動かしてセットアップし直すときのための記録
※OSを入れる前にバックアップとテストフライをしておくと良いと思います
環境
ハードウェア情報
sudo dmidecode --type system | egrep 'Manufacturer|Product'
> Manufacturer: Dell Inc.
> Product Name: XPS 13 7390
インストールしたElementaryOS
lsb_release -a
> Distributor ID: elementary
> Description: elementary OS 5.1 Hera
> Release: 5.1
> Codename: hera
baseになっているubuntu (対応表についてはwikiを参照)
lsb_release -ua
> Distributor ID: Ubuntu
> Description: Ubuntu 18.04.3 LTS
> Release: 18.04
> Codename: bionic
デュアルブートまで
Windows 10からvolumeを譲ってもらう
ElementaryOSを入れるためのスペースを確保して、デュアルブートできるようにする
Dual boot Windows 10 and Ubuntu on Dell XPS 13
インストールメディア作成
-
https://elementary.io/ から
.iso
ファイルをダウンロード - https://www.balena.io/etcher/ からお手元の環境に合わせてインストールメディアを構築するアプリをダウンロード
- 16GB以上の適当なUSBを利用してインストールメディアを作成
あとはUSBをPCにセットしてぽちぽちしてOSをインストール
デュアルブート後
まずは、
sudo apt update
sudo apt dist-upgrade
テストフライのときもそうだったが、wifiを認識せずネットにつなげれない問題があった
修正するにしてもネット接続が必要なので今回はスマホにUSB接続してネットに接続
Bluetooth接続も試したが謙虚なPCなのか「私はスピーカーです」と勘違いして、スマホのポチポチ音がPCからむなしく響いた(後日修正予定)
同じ状況でコネクタも無ければ、お手元の環境で修正したisoイメージをつくってインストールメティアを用意するのもいいと思う
Wifiを使えるようにする
こちらの投稿を参考に修正
Unable to get wifi adapter working - clean 19.04 install - network unclaimed
日本語入力とホットキー
sudo apt install fcitx-mozc
im-config # GUIのメニューがたちあがるのでfcitxを使うように変更
fcitx-configtool # MozcとKeyboard-japaneseを追加、ついでに右Altで英字入力・左Altで日本語入力になるようにホットキーを選択
Caps LockをCtrlに変更する
System Settings > Keyboard > English(US) layout
Caps Lockの振る舞いをCtrlに変更
ついでにWindows keyをアプリケーションメニューの呼び出しに変更
Chrome
公式から.deb
をダウンロードしてくる
うまく起動しなかったため以下のようにした
sudo apt install gdebi
cd ~/Downloads
gdebi google-chrome-stable_current_amd64.deb
環境構築
- まずは、こちらを参考に
add-apt-repository
コマンドが使えるようにする - お好みでdotfilesを展開する
fish-shell
僕はfish shellを使っているのでfishを使えるようする(fishを普段使ってない人はこちらで試してください)
terminalを立ち上げ直してfishが立ち上がることを確認し、ログインシェルが変わっていないことを確認
echo $SHELL
> /bin/bash
docker
公式を参考にインストール
**※$(lsb_release -cs)**はubuntuのバージョンなので注意
sudo add-apt-repository
"deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu
$(lsb_release -cs)
stable"
$(lsb_release -ucs)に変更してbaseのubuntuのバージョンに変更
fishだとこんな感じ
sudo add-apt-repository \
"deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu" \
(lsb_release -ucs) \
"stable"
docker-composeも公式を参考にインストール
sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/1.25.3/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose
fishだとこんな感じ
sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/1.25.3/docker-compose-"\
(uname -s)-(uname -m) -o /usr/local/bin/docker-compose
dockerコマンドをsudoなしで使えるように、セキュリティを加味してこちらを参考に設定する
fusuma
以前はMacbookを使っていたので、タッチパッドの操作感を似せるために導入
3本指や4本指のジェスチャーなどをyml形式で指定できる
こちらの記事を参考にした
Fn + Fキー
Fn + Esc
で、Fキーを単体で押したときとFn
キーを押したときの動作をトグルできる。
僕はターミナル上でbyobuを使っているのでFキーを使うたびに"Fn"キーを押すのがめんどくさいのでトグルしている
感想
- Macbook Air(2018)を使っていたが、キーボードはこちらのほうが好き
- タッチパッドは心配していたが手触り含めて良好
- Wifi周り以外はすんなりいけてよかった
- ElementaryOSとfusumaでMacbook風になったので、Linuxデスクトップ環境への移行に不安はそんなにないかな
アプリのインストールに関してsnapは、ドキュメントも使い方も分かりやすくて良さそうだったがデスクトップアプリはものによっては立ち上りが遅いことがあったりするらしいので、VSCodeとかは少し試してからどういう風に管理しようか考えようと思う
やり残したこと
-
/home
のパーテーションを分ける - iPhoneとbluetooth接続してネットに接続できるようにする
- バッテリーの消費が少し早い気がする問題の調査
- PCの立ち上がり/シャットダウンが遅いときがある問題の解決