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オンプレADサーバをAzure上のWindows Serverに構築。

Last updated at Posted at 2022-09-11

0.初めに

Azure上にWindows Serverを構築する。なるべく低コストで。の続きです。
今回は、前回構築したWindows ServerにADサーバの機能を追加します。

章立て

1.やること
2.仮想マシン(Windows Server)の立ち上げ
3.Windows Serverの初期設定
4.ADサーバのインストール
5.ADサーバの設定
6.本作業の振り返り
7.最後に

1.やること

■アジェンダ
Azure上にWindows Serverを構築すること ※①の内容
Windows ServerにADサーバ(オンプレAD)を構築すること ※今回の内容
・Windows ServerにAADCサーバを構築すること(オンプレAD上に構築する)
・オンプレADとAzureADの同期が上手くいっているかの確認

2.仮想マシン(Windows Server)の立ち上げ

前回の設定では、コストとセキュリティの面からIPアドレスは動的にしています。
そのため、仮想マシンの割り当てを解除するとIPアドレスはリセットされて、再度仮想マシンを起動させる度に、RDPファイルをダウンロードする必要があります。
(仮想マシン割り当て解除設定時に「IPアドレスを変えないでおく」という選択をするとその必要は無くなりますが、この記事では推奨しません。)
よって、前記事5.接続確認の作業を再度行って、仮想マシンに接続します。

3.Windows Serverの初期設定

■Windows Serverの日本語化

①スタートメニューの歯車アイコンから「Time & Language」を選択する
image.png

②Languageペインを選択し、「Add a language」から日本語を追加する
image.png

③追加完了後、再起動を促されるので、再起動を行う
image.png

④再起動後、日本語になっていることを確認する(サーバーマネージャーはデフォで自動で立ち上がる)
image.png
※再起動後、再度RDPファイルを実行しログインする必要があります。ログイン失敗が繰り返し発生するようでしたら、再度RDPファイルをダウンロードして実行してみて下さい。(IPアドレスが変化している場合があるため)

4.ADサーバのインストール

①自動で立ち上がるサーバーマネージャー上の「役割と機能の追加」を選択
image.png

②「次へ」を選択
image.png

③そのまま「次へ」を選択
image.png

④そのまま「次へ」を選択
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⑤「Acitive Directory Domain Services」を選択
image.png

⑥「機能の追加」を選択
image.png

⑦「Acitive Directory Domain Services」にチェックマークがついていることを確認して、「次へ」を選択
image.png

⑧追加する機能は無いため、デフォルトのまま「次へ」を選択
image.png

⑨そのまま「次へ」を選択
image.png

⑩まだ何の役割もないサーバなので、再起動するにチェックマークを入れる
image.png

⑪インストール画面になるので、待機
image.png

⑫インストールが完了
image.png

5.ADサーバの設定

①サーバーマネージャーのホーム画面の上部ペインの「旗」内の「このサーバーをドメインコントローラーに昇格する」を選択
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②新しいActive Directoryなので、「新しいフォレストを追加する」を選択し、ルートドメイン名を決定(ex: hogehoge.co.jp, hogehoge.com)
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③デフォルト設定のまま、パスワードを設定して「次へ」を選択
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④そのまま「次へ」を選択
image.png

⑤NetBIOSドメイン名が入力されていることを確認し、「次へ」を選択(デフォルトで入力されています。)
image.png

⑥そのまま「次へ」を選択
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⑦今まで設定した項目を再確認し、問題がなければ「次へ」を選択
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⑧前提条件のチェックに問題ないことを確認し、「インストール」を選択
image.png

⑨再起動後、コンパネのシステムから②で設定したドメインが反映されていることを確認
image.png

晴れてADサーバの基本的な構築が完了しました!

6.本作業の振り返り

■アジェンダ
Azure上にWindows Serverを構築すること
Windows ServerにADサーバ(オンプレAD)を構築すること
Windows ServerにAADCサーバを構築すること(オンプレAD上に構築する)
オンプレADとAzureADの同期が上手くいっているかの確認

今回は、ADサーバ(オンプレAD)の作成を行いました。
ADサーバはユーザ管理の基本となるため、機会があれば掘り下げて学習していきたいものです。

次回は、ADサーバとAzureADを繋げる役目を果たすAADCサーバ(Azure Active Directory Connect)を構築していきます。

7.最後に

質問事項や指摘点あれば、コメントお願いします。

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