Kubernetesと聞くと、「ええ・・なんかとっつきづらい」と思う私のようなエンジニアおじさんは多いと考えていますが、マネージド形式のサービスであるOracle Container Engine for Kubernetes(OKE)を使えばサクッとできますのでやってみました。
1.プロビジョニング
まずはOCIへログインし、左上ハンバーガーメニューから「開発者サービス」→「コンテナとアーティファクト」→Kubernatesクラスタの作成(OKE)を選択します。
クイック作成とカスタム作成の2通り聞かれますが、今回はクイック作成でサクッと作ってみましょう。
以下の設定を埋めていきます。
名前:otameshi-cluster
コンパートメント:任意選択
バージョン:v1.29.1
Kubernetes APIエンドポイント:プライベート・エンドポイント
→場合に応じてプライベート or パブリックを選択してください。
ノード・タイプ:管理対象
Kubernetesワーカー・ノード:プライベート
→場合に応じてプライベート or パブリックを選択してください。
シェイプとイメージ
ポッドシェイプ:ワークロードに適切な基盤環境を選択します。
今回はOCIならではの柔軟性とお値打ち価格のE4インスタンスを選択します。
ポッド・シェイプ:VM.StandardE4.Flex
OCPU:1
メモリ:16GB
ノード数:3
イメージ:Oracle Linux8
基本的なクラスタの確認にチェックを入れ、クラスタの作成を選択します。
関連リソースは30秒程度でできてしまいました・・!
2.いきなり基盤テスト:1つのマシンを終了してみる
さて、ここで突然テストとして、今回作成したクラスタのうち、1台のマシンを削除するとどうなるかやってみましょう。
5分後・・・
おおおっ!何もせずとも復活してきました!!
このように、Kubernetesと聞くとなんとなくとっつきづらいイメージもあるかとは思いますが、OKEのようなマネージドサービスを使うとお手軽に堅牢な基盤をつくれてしまうということで、今後新しいシステムを構築する際にはこうしたサービスも選択肢に挙がってくるのではないでしょうか?
今後は作成した環境をゴリゴリ使うような記事も投稿していきたいと思います!