Qiita Contributions API を Google Cloud Functions に作ってみた
Qiita にはちゃんと API が用意されています。Qiita API v2
が、なぜかユーザー詳細を取得しても、その中には Contributions 数が含まれていません。含まれない理由はわかりませんが、この数値を入手するには Qiita からスクレイピングする必要があります。
せっかく Qiita API を使って何かを作っても、Contributions を取得するためにWebからスクレイピングするのは興ざめです。ですので今回、Google Cloud Functions を使って Contributions を取得する API を作成してみようと思います。
完成品
$ curl https://us-central1-charismatic-web-161410.cloudfunctions.net/qiita-contributions-api?user=takeo-asai
{
"id": "takeo-asai",
"contributions": "303"
}
?user= で取得したい Qiita ユーザーIDを指定するだけです。
ソースコード
https://github.com/takeo-asai/qiita-contributions-api
const cheerio = require('cheerio');
const request = require('request');
function qiitaContributions(user) {
return new Promise((resolve, reject) => {
request('http://qiita.com/' + user, (error, response, body) => {
if (error || response.statusCode !== 200) reject(response);
const $ = cheerio.load(body)
const contributions = $('span.userActivityChart_statCount');
contributions.each((i, element) => {
if (i === 1) resolve(element.children[0].data);
});
resolve(0);
});
});
}
exports.qiitaContributions = (request, response) => {
const user = request.query.user;
qiitaContributions(user).then(contributions => {
const json = {
id: user,
contributions: contributions,
};
response.send(JSON.stringify(json));
}).catch(error => {
response.send(JSON.stringify({}));
});
};
{
"name": "qiita-contributions-api",
"version": "1.0.0",
"description": "Qiita Contributions Api",
"main": "index.js",
"scripts": {
"test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1",
"start": "node index.js"
},
"keywords": [
"node",
"qiita"
],
"author": "takeo-asai",
"license": "MIT",
"devDependencies": {
"webpack": "^2.3.3"
},
"dependencies": {
"cheerio": "^0.22.0",
"request": "^2.81.0"
}
}
Google Cloud Functions へ Deploy する
Google Cloud Source を使ったり、zip で固めてアップロードしたりと色々な方法でデプロイできますが、今回は量が少ないのでインラインエディタに直接コピペする方法で行います。
Google Cloud Console から Google Cloud Functions を選択。
新規に関数を作成します。
- トリガーを http へ変更する
- API に URL が紐付けられます
- ソースコードをインラインエディタへコピペします
- index.js へ上記の JavaScript のコードを
- package.json へ上記の JSON をコピペします
- ステージバケットを適当に作成して選択します
- ソースコードと Log が保存されます
- 実行する関数を exports.xxx で指定した qiitaContributions へ変更する
これだけです。簡単ですね。
ローカルでテストする
cloud-functions-emulator という Google謹製のローカル用テストツールが存在します。
インストールすると functions
というコマンドが使えるようになるのですが、zsh を使っていると組み込み関数と衝突してしまうので、これを使う時だけは bash を使ったりするなど配慮が必要です。