EC2インスタンスの購入方式・操作・SSH接続（Tera Term）
前回からさらにインスタンスに学習し、実際にEC2インスタンスを作成・Tera Termを使用してSSH接続をしてみました。その内容をまとめたいと思います。
✅ EC2インスタンスの購入方式
1️⃣ オンデマンドインスタンス（On-Demand Instances）
必要な時に作成し、利用時間に応じて課金
長期契約不要で柔軟に利用可能
テスト環境・一時的な用途向き
2️⃣ リザーブドインスタンス（Reserved Instances）
1〜3年契約で割引を受けられる
継続的な利用に最適
支払い方法は「全額前払い／部分前払い／従量課金」から選択可
3️⃣ スポットインスタンス（Spot Instances）
AWSの余剰リソースを格安で利用（最大90%割引）
AWSの都合で突然終了する可能性あり
中断耐性のある処理向け（バッチ処理・ビッグデータ分析など）
🖥 ベアメタルインスタンス（Bare Metal Instances）
仮想化レイヤーなし → OSが物理ハードウェアで直接動作
高性能・特殊なワークロードに対応（HPC、ライセンス制約アプリ等）
🔸 特徴
ハードウェアへのネイティブアクセス
高クロックCPUや高速I/Oが必要な場面に最適
🔸 主な種類
| インスタンス名 | 特徴 |
|---|---|
m5.metal |
汎用 |
c5.metal |
CPU最適化 |
r5.metal |
メモリ最適化 |
i3.metal |
NVMe SSD搭載、高速ストレージ |
z1d.metal |
高クロックCPU対応 |
🧩 Dedicated Instance vs Dedicated Host 比較
| 項目 | Dedicated Instance | Dedicated Host |
|---|---|---|
| 物理サーバーの専有 | 一部専有 | 全体を専有 |
| インスタンス配置制御 | 不可（AWS任せ） | 可能（手動管理） |
| ライセンス管理 | 通常通り | ライセンス制約対応可 |
| コスト管理 | 通常のEC2と同様 | ホスト単位で最適化 |
| 用途 | セキュリティ強化・分離目的 | ライセンス制約対応・物理管理が必要な場合 |
💡 選び方：柔軟運用→Dedicated Instance／ライセンス制御→Dedicated Host
🔧 EC2インスタンスの基本操作
✅ インスタンス起動（マネジメントコンソール）
1.EC2サービスを開く → 「インスタンス起動」
2.AMIとインスタンスタイプを選択（例：t3.micro）
3.ストレージ・セキュリティグループを設定
4.キーペア作成 → インスタンス起動
🔐 【Tera TermでSSH接続する方法】
🛠 手順
1.Tera Termをインストール・起動
2.EC2のパブリックIPv4をコピーして「ホスト」に貼る
3.「SSH」を選択し接続
4.認証方式をRSA/DSA/ECDSA/ED25519 鍵を使うに設定
5..pemファイルを指定（作成時にDLした秘密鍵）
6.ユーザー名：ec2-userとする
7.接続完了！
###💡 補足
秘密鍵の権限は chmod 400 your-key.pem を忘れずに！
接続に失敗する場合、セキュリティグループの設定を再確認！
📌 まとめ
・EC2のインスタンス種類・購入方式の理解はコスト最適化に直結
・Tera Termを使えば簡単にSSH接続可能
・CLIからの操作やスナップショット、Auto Scalingも覚えておくと便利！