経緯
仕事でとあるWEBページの機能追加を海外のFEチーム(オフショア)が担当することになり、そのハンドリング業務を任されることに。
進行で行ったこと
- 日本側で作った仕様(APIも)の説明
- 作成ファイルの管理とコードレビュー
- 修正や質問の仲介
- 定期ミーティングで進捗確認
前提条件
共通言語が英語!!
- 自分
- 英語は中高教育どまり。(細々とduolingoで勉強はしている)。
- 海外FE
- 読み書き会話がある程度できる(母国語ではない)
役に立ったツール
- chrome機能拡張:google翻訳
webページ上で右クリック→ページ全体の翻訳
webページのテキストを選択して、右クリック→ツールチップのように日本語に翻訳されたテキストが表示される。
機能拡張アイコンをクリック→テキストリンクで別タブで英語⇔日本語ページを表示 - chrome機能拡張:シンプル翻訳
キーボードショートカットでコピーしたテキストを英語⇔日本語に翻訳するポップアップが表示されるようにしておく。 - クリップボードアプリ:Clipy
定型文のスニペットとショートカット機能があると便利
(仕事でMACを使っているのでClipyはMACアプリになります。Windowsの場合はcliborが個人的に使いやすかったです。)
会話は短く、簡潔に
会議で話す時は通訳の方が分かりやすいようにゆっくり話す。短い文章で話す。(接続助詞で文をつなげないことを意識しました)
質問に対しては最初にYes/No、できる/できないなど明快な回答をしてから、なぜなら〜と説明をする
ソースのimportは禁止ですが、コピーはOKです。
上記を意識した会話
ソースをimportしないでください。
ただし、コピーすることはOKです。
翻訳はgoogle翻訳のように
話し言葉そのままを翻訳するとこちらの意図が伝わらない文章になってしまうケースがよくありました。
google翻訳で訳されたような文章に変換して英訳すると意図した文章に近くなりました。
シンプル翻訳を使って英→日変換して、意図した文章と同じ意味になるかを確認するとより確実でした。
例1
(私宛に)仕様変更の連絡がまだ来ていません。
ひとまず(私が)チケットを作成します。
⬆︎直接面と向かって話す場合は()内は省略しても伝わる
google翻訳結果
We have not received notification of specification changes.
⬆︎確認できていないのは「私」であってWeではない
Create a ticket first.
⬆︎命令形(チケットをつくれ)になっている
伝えたい意図に近い翻訳
私は仕様変更の連絡をまだ受け取っていない
→I haven't received a change of specification yet
私は先行してチケットを作成します
→I will create a ticket in advance
定型文はスニペット&ショートカット登録で時短
くり返し使うテキストは、クリップボードアプリでスニペットとショートカットを登録することで文書入力の手間を省く。
redmineやTeamsの他の人のやりとりをみて、使えそうな定型文はスニペット登録。
I comfirmed the comment.
(コメントを確認しました)
I comfirmed this ticket.
(チケットを確認しました。)
I checked the committed source code.
Thanks for the fix.
(コミットしたソースを確認しました。ご対応ありがとうございます。)
Thanks and Regards
(よろしくお願いいたします)
Thanks,
名前.
(redmineやチャットの締め言葉)
下準備は大事
- APIとHTMLとJSのマッピング(APIの値がどこにどう当てはまるのか)の資料を作っておく(翻訳までできていればベスト)
→そうしないとredmineで質問チケットが山のように作成されて返答だけで1日終わる - 実際に画面を見せられる状態にしておく
→お互いコーダーなので画面を見せながら要望を伝える方がわかる場合もあるので。
初めてのことだらけで、海外のチームの方にはsorry連発でした。
英語にたくさん接することができたのはとてもいい経験になりました。
次はもっとスムーズに進行を進めたいです!