Next.jsで状態管理を行う際に、ReduxとRecoilのどちらが適しているか。
Reduxの特徴
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安定性とエコシステム: Reduxはめちゃくちゃ使われていて、ドキュメントやサードパーティ製のライブラリも充実している。
コミュニティも大きいので、困ったときに助けを借りやすい。 -
スケーラビリティ: 大規模なアプリにも対応できるし、複雑な状態管理をしやすい。
状態を一箇所にまとめて管理できるので、予測しやすい開発ができる。 - Middleware: Redux ThunkやRedux Sagaといったミドルウェアを使えば、非同期処理やサイドエフェクトの管理が楽になる。
- 設定が多い: 初めて使うときは設定が多くて大変。
Recoilの特徴
- シンプルさ: RecoilはReactに馴染みやすく、ReactのフックAPIみたいに使えるので、学習コストが低い。
- グローバルとローカルの混在: 状態をグローバルにもローカルにも管理できるので、必要に応じて軽量に作れる。
- 依存関係の管理: Recoilでは状態の依存関係を簡単に管理できて、状態が変わったときに必要な部分だけ再レンダリングするので、パフォーマンスも良い。
- 小規模プロジェクト向け: 小〜中規模のアプリに向いています。ただし、エコシステムはまだ発展途上なので、Reduxほどサードパーティのサポートは少ない。
どっちを選ぶ?
Reduxが向いている場合
- プロジェクトが大規模で、複雑な状態管理が必要な場合
- 状態管理に対してしっかりしたツールやミドルウェアを使いたい場合
- チームにReduxの経験者がいる場合
Recoilが向いている場合
- シンプルで軽量な状態管理がしたい場合
- 小〜中規模のアプリを開発している場合
- ReactのフックAPIに慣れている場合
大規模なアプリや、既にReduxに慣れているならReduxが良い。一方、シンプルでReactにフィットした状態管理が欲しいならRecoilもあり。
プロジェクトの規模や要件に合わせて、最適な状態管理ツールを選ぶのがよき。