概要
スクラムをやっていてこんな経験ないですか?
「ストーリーポイントの妥当性が分からない(指標が無い)」
「ストーリーからタスクを起こすと元が同じポイントでもブレまくる」
スクラム開発を始めて間もない方に多い事象だと思います。
そんな方にストーリーポイントを整える1つの方法をご紹介したいと思います。
ストーリーポイントの整え方
ストーリーポイントを考える際に「要件」と「技術」の2つの軸で考えます。
要件の場合は確度が低ければ低いほど高くなり、技術の場合は難易度が高いほど高くなります。
ストーリーポイントの基準等はプロジェクトにも依るのであくまで参考ですがこんな感じになります。
要件 | 技術 | 状態 | ポイント |
---|---|---|---|
固定 | 簡単・安定 | 単純 | 1 |
たまに変わる | 簡単・安定 | 複雑 | 2~5 |
たまに変わる | わりと簡単 | 複雑 | 8~13 |
ころころ変わる | むずかしい | 複合的な複雑 | 20~ |
不明 | 不明 | カオス | 見積り不能 |
状態の複雑度が高いと見積り精度が低い(ブレやすい)ので、プロダクトバックログリファインメントで要件を明確にしたり、必要に応じてストーリー分割を行うことで状態を単純に近づけていくことで、見積りの際のブレ幅も少なくなるはずです。
最後に
認定プロダクトオーナー研修(CSPO®)を受講して学んだことの一部ではあるのですが、個人的に納得感がありましたのでご紹介しました。
仕事のタイミングの問題で私もまだ実践できていないので今後試していきたいと思っています。
少しでも参考になれば幸いです。