PycharmでLambdaのデバッグ実行を行う際に、ローカル環境のDockerが「Docker Desktop for Windows」でなく「Docker ToolBox」の場合、デバッグが行えない現象が発生することがあります。
原因はDocker ToolBoxのフォルダのマウント設定です。
Docker ToolBoxでは初期設定で「C:\Users」フォルダ以外がマウントされません。
しかしデバッグでは "C:\Program Files\JetBrains\PyCharm Community Edition 2019.2.3\helpers\pydev\pydevconsole.py(※フォルダはバージョンによってことなります)"というマウントされてないフォルダのモジュールを使用するので、モジュールの読み込みが行えずデバッグが行えないのです。
回避策としては、モジュールの格納されているフォルダをマウント設定する必要があります。
今回はCドライブの直下をまとめてマウント設定してしまいました。
# ▼VirtualBoxのDockerイメージを停止する、NAMEは「default」。
# ▼VboxManageで VMの default に C:\ を c として共有フォルダ追加を行う。
$ "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" sharedfolder add default --name c --hostpath "C:/" --automount
# ▼VirtualBoxのDockerイメージを起動する、NAMEは「default」。
# ※「Docker Quickstart Terminal」からの起動でもよい
# ▼dockerホスト上に共有フォルダ c を /c にマウントする
$ docker-machine ssh default "sudo mkdir -p /c"
$ docker-machine ssh default "sudo mount -t vboxsf -o uid=0,gid=0 c /c"