#前書き
今日は横浜FCが勝利した。久しぶりに気分が良い。J1降格候補No.1なのだが、先週の横浜ダービーといい好試合が続いている。
補強した助っ人とチームが馴染んできたということか。最下位のチームが、J1、2位及び3位争いしているチームに好試合を続けている。
窮鼠猫を噛むじゃあないが、残り試合もこの調子で頑張ってもらいたい。
で、今日は気分がとても良いので、最近炎上というか、話題になっている説について語るとする。
サントリーホールディングスの社長、新浪剛史氏の失言、「45歳定年制」についての考察である。
もしかすると気分を害する人とか、くだらない議論だと一蹴する人もいるだろうが、私も始めはそうだった。出来ればこういう話題は掘り下げたくない。
だが、しかし。新浪氏の失言から暫くたった今でも、この話題が注目されている点について、ふと考察してみたという話である。
ちなみに、私はこの説について、賛成・反対どちらの意見でもない。
というと、卑怯者と思われるかもしれないが、もともと「年齢で判断する人間に共感が持てない」という人間である。
なので、どちらかというと「反対」である、ということは先に宣言しておく。
#本題 「45歳定年説」とは?
2021年9月9日。経済同友会のオンライン夏季セミナーの場において、サントリーホールディングスの新浪剛史社長の発言がきっかけとなった説。
詳しくは、ネットの記事を参照されたい。
新浪氏はそのセミナーで、「ウィズコロナの時代に必要な経済社会変革について「45歳定年制を敷いて会社に頼らない姿勢が必要だ」と述べたという。
で、それの発言が炎上した。
ニュースを読んだ私は、当時即座に、「年齢で線引きするな、くだらん」と思って受け流していたが、世間は賛否両論、いまだに盛り上がっているようだ。
ネットはおろか、当社の社内でも度々話題に上がっている。
で。今日、その記事の話題についての社内投稿を読んだ際、ふと考えた。
45歳で不要(=経営者が従業員の定年を希望する人)になるのは、「代替が効く人」ではないか?
別にその人じゃあなくてもよい人材。
例えば、一般論ではあるが、45歳以上の人の「代替が効く人」であれば、その人より、伸びしろがあって、柔軟で、献身的である、そしてコスト(=給料)も安い、投資対効果の高い人材(≒若い人)に投資した方が良いのではなかろうか?
私が経営者だったら、合理的にみてそう判断するだろうな。本音としては。
でも、この私の理論が「真理」だとすると、「年齢」や「終身雇用・年功序列」という日本的経営を前提に「コスト」を軸に考えたとしたとしても、「45歳定年説」は、その年齢が「45歳」でも遅いくらいだ、と思う。その理論だとすれば、「まだまだ甘いな新浪さん」だと思う。
だって、孔子さんも昔から言っているよね。「三十にして立つ。四十にして惑わず。」って。
#結論 「45歳定年説」とは?
私的解釈である。
前提として、
人間は、歳を重ねていくごとに成長していくものである。
その上で、経営者目線から言えば、
投資対効果の高い人材に投資をする、というのは経営の鉄則である。
なので、職業人として誰もが必要なスキル・心構えとしては、
「代替が効かない、唯一無二の存在」
を目指すことではなかろうか?
ふむ。以前読んだクレディセゾンの現CTO小野和俊さんのコトバ。「ラストマン戦略」に通じるところがあるな、と思った。
(参考)
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新浪社長のオトモダチ。山﨑元氏のフォロー記事。