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前書き

 致知出版社[『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』][1]の一節の感想文である。
[1]:https://www.amazon.co.jp/1%E6%97%A51%E8%A9%B1%E3%80%81%E8%AA%AD%E3%82%81%E3%81%B0%E5%BF%83%E3%81%8C%E7%86%B1%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B365%E4%BA%BA%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E8%97%A4%E5%B0%BE%E7%A7%80%E6%98%AD/dp/4800912474

 私は今年の4月から、毎日この本を1ページづつ読み、その感想文を会社のSlackの公開チャンネルで投稿している。
 世の中の先人たちが語るコトバはとても参考になる。何かしらの成功者たちは、それぞれ自らの経験に基づく何かしらの「信念」がある。
 それを知り、教訓とし、自分の糧とするためだ。

 今日は3連休の中日だが、休日も毎日書くように自分に課している。
 【1月1日】から初めて、今日は【5月27日】。149日目だ。もう当たり前の朝のルーチンとなっている。
 
 Qiitaにも書こうと考えたのは、社内だけに共有するだけより皆の役に立つとおもったからである。
 Slackで書いた記事をコピペして、社内向けの言葉を一般用に編集するくらいなので負荷もかからないから、機会があればシリーズ化しようと思う。

本題 【5月27日】仕事は自分で探し出すもの 桜井正光 リコー会長

この記事の出典は2012年、雑誌「致知」の3月号インタビュー記事とのこと。
桜井正光。元リコーの技術者・経営者。1996年に上席役員を8人抜いて社長に抜擢されたという。
今では当たり前に叫ばれている「環境経営」を打ち出し、リコーの業績を押し上げた。
1942年生まれ。現在、御年79歳。

桜井さんが語るのは、リコーに入社して最初に配属された部署の話。

『最初に配属されたのは原価管理課という部門だった。』
『しかし、不況の真っ只中、会社も無配の状態である。上司に言われたのは「おまえたちにやる仕事はない」ということだった。』

ほう(笑)

『最初こそ仕事がなくて楽だと思ったが、三か月も経つと何もする仕事がないというのはこんなにつらいものなのかと身に染みて感じた。
 他の部署の人が仕事をしていることへの焦り。また、もっと本質的な部分で、自分は会社や社会に何も貢献できていないという「役割」のなさへの焦りがあった。』

いや、私なら1週間も持たないだろうけどな。

『後々振り返って、社会人のスタート段階で「仕事があるありがたさ」「する仕事のないつらさ」を体感できたのは幸せだったと思う。』

リコーもリスキーな教育指導をしたものだ。実際桜井さんの上司が当時、どのように、どういう意図をもって部下を指導したのかはわからないが、
「お前にくわせるタンメンはやらせる仕事はない」って言っちゃって、桜井さんが辞めなくて良かったね。後に多大な功績を遺すんだから。

『さて、そこで私は「こうなったら、自分で仕事を探そう」と決意した。』

桜井さんは、開発、設計、生産部門の人たちのもとへヒヤリングに回ったという。例えば複写機においても、いくつもの製品があるが、
それぞれの製品間で部品が類似しながらも微妙に違うものを使っていることに気がついたという。

『「本当に違う必要があるのか」「コストアップの原因になってはいないか」・・・。』
『私は五か月間、倉庫にこもって部品図面を種類ごとに分類。材質や形状、原価などを加えたリストを作成し、設計部所に渡した。
 その後、改善した方がいい部分を指摘してもらい、どんどんブラッシュアップしていった。
 すると、現場は「部品を探す手間が省けた」と重宝してくれる一方で、同じような形状であれば一番安い部品を選ぶようになり、
 大きなコストダウンに繋がったのである。』

桜井さんはこの経験からタイトルのコトバを実感し、今の若い人たちに伝えたいという。

『自分の仕事のアウトプットを利用するお客様は誰なのかを考え、その人たちの役に立つことを探して実行すれば、必ず成果となって表れる。』
 すなわち、それは自主自立、自己責任の全うということであり、いま日本全体で最ももとめられていることではないだろうか。』

うむ。的を得ている。わかりやすい。
皆さんの仕事のアウトプットを利用する「お客様」は誰なのか、把握されてますか?

結論 必ず「成果」が表れる方法とは

 自分の仕事のアウトプットを利用するお客様は誰なのか?
 その人たちにとって役に立ってもらえることは何なのか?
 それを探して実行すること。

一つの定理(=明文化)を教えてもらった。

(参考)
桜井正光。 -Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E4%BA%95%E6%AD%A3%E5%85%89

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