さて今回私がご紹介するのは、コロナ禍の影響で在宅勤務を強いられて9か月間で得た自らの気づき、実践内容のご紹介となります。
在宅勤務とこれまで通りの出社勤務についてどちらが生産性向上につながるのか?
私の結論から申し上げますと、題名の通りです。
#▼私の職種・業務内容について
とはいっても、世の中多種多様なはたらき方がありますので、はじめに私の職種・業務内容について触れます。
・業種:BtoBの 人事給与パッケージ開発・販売・サポート
(執筆時点でとあるリサーチ会社の統計によると現在、日本の大手企業向けシェアNo.1らしいです。皆さんご存じでしょうか?)
https://www.works-hi.co.jp/
・職種:Pre-Sales (開発部門で、販売しているあるサービスのPre-Salesに従事)
・業務内容:Pre-Salesといっても幅広いですが、ざっくばらんに書くと、営業サポートだったり、導入いただいた顧客の導入・運用サポートだったり、新規サービス企画だったり、その他もろもろ雑用だったり。主に社内勤務ですが、たまに顧客応対もします。
#▼気づき整理 ~在宅勤務のメリット・デメリット~
・メリット
通勤時間無し(私は往復ちんたら4時間かけていた)
タバコ移動激減(出社時はだんだん吸える場所が遠くなっていた)
その他移動激減(会議室、訪問、食事)
ちょっといいですか拉致無し(席にいると捕まる。相談したいこと整理してきてから来てほしい場合多数)
未整理相談の待機拘束激減(上記事象で、相談者本人が迷っていて待機すること多数)
社長室のような個人専用執務室(自宅ですが、快適)
自営業か?錯覚(自宅なので)
家族との時間、趣味拡大(これ、だいぶ影響大きい。TVで観たアメリカホームドラマを体験している)
非同期コミュの増加、伴う文字化伴う情報量と交流の増加、伴うインスパイア機会増加(文字化される事かなり重要)
ウェビナーの増加、学習機会増加(3密回避で好きな時間に講演視聴・テスト・学習できる)
周知方法録画の増加、時間、選択の柔軟性(これも同じ。指定された時間に拘束される事が減った。)
消費カロリー減少に比例した疲労減少(ポジティブに考えて疲労が減った。活気が続く)
→裏返し運動不足による健康意識増加(運動不足による健康維持管理を意識するようになった)
リズム、規則性のある生活、適切な睡眠等(出社時より明らかに健康的な生活を送っている)
メンタル消耗激減。(しがらみ減った。例えば会社の隣の席が嫌なヤツだったら鬱だよね)
同期コミュ(非同期の工数2倍位上のコスト)の選択と集中による適切化、効率化
(これ重要。会議の在り方への意識が全社的に変わりつつある)
◎メリット・まとめ
・無駄、邪魔、拘束の排除、最適化による時間確保と注力化、生産性向上
・プラス時間の増加と有効活用
・カロリー減少、疲弊減少、活力
・デメリット
偶発的出会い
(在宅では出社時より偶発的出会いが少ない。だから自ら意識して出会いを求めるようになった)
ノーレス業務放棄野郎の拉致困難
(社内だと、その人の席に行って確認できるが在宅だと困難。仕事止まる。)
必然的運動の減少(運動不足になりがち。だから毎日ラジオ体操をするようになった)
ノンバーバルコミュ減少によるコミュ障害(やっぱ文字だけとか、画面越しとかだと機微な察知が出来ない)
ちょっとやろうぜ勧誘気おくれと多分成功率減少(要は気軽に思いつきで誘うことが出来ない)
同期コミュ有効コミュ非効率化(ブレストとか、リアルタイムチャットとか、在宅WebMTGでも出社時と比べて質が落ちる感)
気まぐれ雑談機会損失(目の前に相手がいないと先ずその人の事を意識しませんよね。。)
タバコ会議の消滅(喫煙所での会議は上下関係無く結構重要なディスカスが行われる)
刺激的な生活のリズム、イベントの減少(在宅リズムっていうか、規則正しい生活を送れていますが、その分サプライズとか刺激的なイベント・リズムが減ったような。。。)
✖デメリットまとめ
・偶発的出会い、刺激の減少
・ノンバーバル減少のコミュ障害
・同期コミュの生産性減少
#▼気づき整理から判明する自明の解
もう出社なんてしたいなんて言わないよ絶対〜♪ な訳である。
#私がやった事・心がけ。在宅勤務を幸せにするお勧め実践事項
以上の整理から、在宅勤務で事足りるというか、在宅勤務の方が生産性がかなり向上することがおわかりいただけたかと思いますが、最後に、私が9か月間の在宅勤務生活でやって良かったと思う事、心がけについて記して締め括りたいと思います。
皆さんのご参考になれば幸いです。
やった事・心がけ集
1. 会社出社時と同等以上のPC環境(PCのスペック・モニタなど)を揃えよ。
会社からの補助が出なくとも自腹でもやるべき。(例えば会社ではハイスペックpcとかデュアルモニタとか使っているのに自宅だと小さなノートパソコンだけとかだと、それだけで生産性が低減し出社したくなります。出社すると上記で記載のメリットが享受できません。会社が補助出さないからって我慢しないで自己投資する価値ありです。PCはセキュリティの観点で会社支給品等じゃあないと難しいかもしれませんが、デュアルモニタとかは絶対自己投資すべき。中古ショップで数千円で手に入ります。(あ、スポンサーの製品は個人的に大好きですので最新のスポンサー製品を買うのがおすすめかもしれませんね。長期的観点でいうと。)ちなみに所属している会社は補助を出していますよ、念のため。ありがたや~。
2.可能な限り文字化せよ。その習慣をつけるべし。
在宅だと、基本パソコンの中の文字や二次元の映像情報でのコミュニケーションとなってしまいます。はじめは戸惑うかもしれませんが、実は情報が見える化せざるを得ないので、とっても有用な変化なのです。はじめは戸惑うかも入れませんが、是非自分自身の発言や相手の発言を文字化・蓄積する習慣を身に着けてください。
自分のため、身の回りのチームの仲間のため、将来の伝承される後任のため、その情報は生産性向上のための大きな財産となります。
3.非同期型コミュニケーションと同期型コミュニケーションを適切に、明確に使い分けよう。
在宅勤務だと、出社時と違って非対面・リアルタイムのコミュニケーション(非同期)の機会が圧倒的に増えます。最初の頃は不安や戸惑いがあるかと思いますが、前項で挙げたように文字化される事及び、その文字を書くのに考察する時間が確保されるのはとても生産的なことなのです。なんとなく集まってダラダラ会議を続ける方が非効率。世の中には「会議本」なる生産的な会議をするための教本がたくさんありますが、在宅勤務での会議は、自ら在宅勤務の有用性を意識することによって、否応が無しでも教本に書いてあるメソッドなど、生産的で効率的な会議の進め方に自ら築くことでしょう。
「非同期」と「同期」のメリデメを意識して実践することが大事だと思います。
4.在宅勤務で自分らしいライフスタイルに「気づく」こと
在宅勤務は、自営業と同じ。サボろうと思えばサボれるし、通勤が無くなり空いた時間を自己啓発や趣味や家族との時間に費やすことも出来ます。そう、自己管理が求められるのです。働いている以上、課せられた業務を滞りなく遂行することはミッションです。逆に言えば、ミッションをこなせば、それ以外の時間は誰にも干渉されない自分の時間です。
その時間を如何に使うかは、自分自身なのです。
#【在宅勤務9か月目】もう出社なんてしたいなんて言わないよ絶対〜♪【気づき・やった事】は以上です
私の9か月間の在宅勤務生活の気づき・やった事でした。ちなみに、私は全く出社していないという訳ではなく、月に1~2回程度出社してます。
在宅だとどうしても単調なリズムとなりがちですが、出社する必然性はない場合でも、偶に出社することもいいものです
是非、皆さんのご意見、ご感想もお聞かせください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。