みなさん、こんにちは。
最近は DevOps というキーワードをよく耳にすると思いますが、正直どういうこと?体験したことがない?という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、DevOps 初心者向けに Devops を体験するための4つのステップを紹介します。
#概要
今回の方法は、Azure を使います。Azure 上の Bot を Visual Studio 上から変更すると、自動的に反映されます。
事前に Azure サブスクリプションを準備しておく必要があります。もしお持ちでない方は、評価版でも試せます。
- Azure サブスクリプションを保持するアカウント
- Visual Studio 2017
- Azure DevOps アカウント
Azure サブスクリプションと Azure DevOps のアカウントは同じアカウントである必要があります。
#主な手順
ステップは主に4 つです。
ステップ 1. Bot Service の作成
ステップ 2. ソースコードの取得、ビルド
ステップ 3. Visual Studio から リポジトリに接続
ステップ 4. Visual Studio から Azure DevOps の有効化
##ステップ 1. Bot Service の作成
最初に Azure に Bot Service を作成していきます。
適用に設定します。
- 作成が完了したら、念のためテストします。
ステップ 2. ソースコードの取得、ビルド
続いて、作成した Bot Service のソースコードをダウンロードしてビルドします。
- ダウンロードをクリックします。
- ZIP ファイルのプロパティから、ブロックを解除します。
- ZIP ファイルを展開します。[CoreBot.sln] ファイルを Visual Studio で開きます。
- リビルドし、成功することを確認します。
ステッ 3. Visual Studio から リポジトリに接続
続いて、Visual Studio からリポジトリに接続します。
-
Azure DevOps リポジトリのアカウントを選択します。リポジトリ名を指定します。[Publish Repository] をクリックします。
-
再び、[Commit All] をクリックします。以下の通り成功したことを確認し、[Sync] リンクをクリックします。
これにより、VS のコードが Azure Devops リポジトリにアップロードされました。
Azure Devops リポジトリにログインして、念のため確認してみましょう。
[Azure Devops: プロジェクト]
[Azure Devops: ソースコード]
ステップ 4. Visual Studio から Azure DevOps の有効化
では続いて、Azure 上にある Bot Service と、リポジトリ上のソースコードが自動で連携するように有効化します。
- VS のソリューションを右クリックし、[Configure Continuous Delivery to Azure] をクリックします。
- リポジトリ、Azure リソースを今回利用しているものを選択します。[OK] をクリックします。
リポジトリはアップロードした場所になっていること、App Service は Azure 上の Bot Service になっているか確認してください。
- Azure Pipeline が開始されます。
4. 完了したことを確認します。
5. リポジトリを開きます。[Piplelines] > [Builds] をクリックし、ステップ2で実行した初回のコミットが完了していることを確認します。
[Build #]列のアイコンが緑になっていれば完了しています。青の場合は、緑になるまで待ちましょう。
6. 続いて、Azure ポータルにログインし、コードをダウンロードした Bot Service を開きます。
7. [Build] をクリックし、枠のリンクをクリックします。
8. 以下の通り、リポジトリのソースコードが展開されていることを確認します。
動作確認
では、実際に Devops を体感しましょう。
今回は、VS 上で Bot Service が表示するカードのメッセージを変更し、自動で反映されるか試してみます。
- VS の "welcomeCard.json" を開きます。
- "Welcome to..." のメッセージを変更します。
- ファイルアイコンが赤くなります。
- 右クリックし、[Commit] をクリックします。
- コメントを入力し、Commit All をクリックします。
- Sync をクリックします。
- Push をクリックします。
- 成功したことを確認します。
- しばらく待ってから、Bot Service をテストすると、以下の通り、カードのメッセージが変更されていることがわかります。
仕組み
どのような仕組みになっているか解説します。
まず、VS 上でコードを変更し、Commit ー> Push するとリポジトリに変更が反映されます。
以下は、メッセージを変更し、Push した直後のリポジトリの状態です。
ポイントは、アイコンが青色になっています。直後なのでまだ処理中です。
処理が完了すると以下の通り緑アイコンになります。
続いて、Azure Bot Service が反映されます。
以下はメッセージを変更前のBot Service の状態です。
リフレッシュしてみます。
すると、リポジトリから自動的にメッセージを変更が反映されたことがわかります。
まとめ
いかがだったでしょうか。DevOps は今後も非常に重要なキーワードになります。
是非ご自身で試してみましょう。