はじめに
ライブでよくあるような銀テープをUnity内で降らせたいと思いました.
画像元:https://feely.jp/4603521/
Unity 2018.3.0f2を使いました.今のところこんな感じです.発射の仕方とか質感とかは微妙ですが,落下中のひらひら感は出てると思います.
銀テープ pic.twitter.com/wwrqdSkz6e
— 敬也 (@takaya901) 2019年4月27日
実装
Particle Systemのオプションの中にTrailsというものがあります.これはParticleの軌跡を指定した時間だけ描画できるオプションです.今回の方針としては,目立たないParticleをランダムに動かして,その軌跡を銀テープの長さ分描画すればひらひら舞っている感じになるだろうということです.
まずParticleの基本設定は以下のとおりです.
Gravity Modifierを調整すると銀テープの落下スピードが変わります.
Particle自体のMaterialは,とりあえずUnity標準の中で1番目立たなそうなSpatialMappingMaterialにしました.TrailのMaterialはMetaricを1にした黄色のを作りましたが,全然銀テープっぽくないのでおいおい調整します.
ParticleのLifetimeにTrailのLifetimeをかけたものが軌跡の長さになるので,テープの長さはこの2つで調整します.また,Generate Lighting Dataを有効にします.
さて,肝心のForce over Lifetimeは以下のように設定しました.
落下によるY座標の変化は重力に任せ,XZ平面に平行な力をランダムに加えます.発射直後はあまり揺らさず,上空に上りきってから徐々に揺らすことで銀テープ感を再現できてると思います.