こんにちは。KDDIアジャイル開発センターのtakateinです。アドカレ7日目ですね!
先日、オフショア開発先のベトナムにある企業さんへ訪問する機会を頂いたので、チームビルディングをしてきました。
スクラムマスターとして「熱気球」の振り返りを実践したのでこの記事に書いていこうと思います。
"オフショア" とは?
そもそもオフショアって何?ってなる方もいると思うので説明しておきます。
オフショア = off shore = 離れた 岸
ってことで、"海外のシステム開発ができる企業"をパートナーとして、開発を委託することを指します。
日本のIT業界は人材不足と言われてますし、委託されている企業さんは日本でも多い印象です。
母国語は通じないのですが、プログラミング言語を通じてやりとりが出来るのが凄いですね。
今回の目標
プロジェクト業務を除き、ベトナムに訪問してやったことは以下
- 自己紹介(アイコン、名前、顔を一致させる。)
- アイスブレイク(なぜエンジニアになったのか。)
- 熱気球(ふりかえり)
普段、業務をしてて「言語違う」「顔が見えない」「声が低くて少し怖い」などがあると少し心理的にも遠のいてしまうことがある。
そのため、現地でしっかり喋り顔を覚えて、"困りごとをメンバーから聞き出す" ことが今回の訪問の目標でした。
熱気球(ふりかえり)
採用した理由は2つあって、、、
-
「良い意見」「悪い意見」の両方に追加の付箋を貼れること
→たくさん意見を出して欲しいから。 -
熱気球に乗ってベトナムから日本に帰りたいから。
→それっぽい理由でなんか面白いから。
この手法について
熱気球をもっと高く飛ばすには、どうすればいいかを考えていく手法
良かった点、悪かった点ともに改善点があれば出し合う。
手順
- チームが乗った気球をイメージし、気球が推進・上昇する事実を赤色の付箋に記載し、気球の絵に貼っていきます(推進・上昇する)
- チームが乗った気球の飛行の妨げになった事実を青色の付箋に記載し、貼っていきます。 (妨げになった)
- それぞれの付箋に対して、「さらに気球を推進・上昇させるアイデア」「飛行の妨害を軽減するアイデア」を黄色の付箋に記載し貼っていきます。
- チームで出し合った事実とアイデアの中から、重要だと考えるものをそれぞれ選択し、アイデアを元に改善アクションを行う。
実施結果
振り返りの範囲「3日間のワーク+普段の業務全般」
Goodな意見
🟥 Goodな意見:23件 🟨 改善・追加意見:15件
🟥「いつも急な依頼を助けてくれてThank you!!!」
🟨「もっと仲良くなって、心理的安全性を高めよう。」
🟥「日本メンバーのみんなとプライベートでも遊びたいよ」
🟨「オンラインゲームをしてチームビルディングしてみたい!」
🟥「日本のみんなとアニメや漫画や音楽の話をできたのが嬉しい!」
🟨「アニメや漫画に関しては本当にそう!ただ、言語の壁がなかったらもっと話せた気がする・・・」
🟥「BridgeSEには本当に感謝している。ビジネスや技術のことも知っていてすごい。」
🟨「もっと僕らでも相談しあいタスクを円滑に進めましょう!」
🟥「新技術の実装は楽しい!日本の企業は古い技術を使いがちな傾向なのって本当ですか?」
🟨「そうですね。。。でも、KDDIは新しい技術を取り入れるように頑張ってます。」
Badな意見
🟦 Badな意見:10件 🟨 改善・追加意見:8件
🟦「BridgeSEの方が負担になっていないか心配」
🟨「本当にそうです。みんなで負担を分かち合いましょう。」
🟦「今、対応している実装が仕様通りに対応すると難しい。もっと技術側を優先してどうにかならないのか?」
🟨「それは日本チームも同感です。調整したいので、困ったときは気軽に相談してください。」
🟦「英語を理解しているが、喋るのは難しい・・・」
🟨「わかる。難しい・・・」
🟦「バックエンドの開発をやっているがフロント側の開発をやって、新しい言語を学んでみたい。」
🟨「勉強会とかも開いてみたいです!プロジェクトでも担当を割り当てられると嬉しいのですが・・・」
感想
ふりかえりをやるときは、やっぱり顔を見ながら話せると良いですね。
特に熱気球のような内容は追加で付箋をどんどん貼るものなので、”現地”の雰囲気が大事です。
事前のワークでしっかり喋れたので、内容もたくさん引き出すことができました。
ここには記載できないような本当に大事な困りごとも聞けたのでよかったです。
事前の自己紹介ワークでアニメについてかなり盛り上がったので、本当に日本のアニメ文化はすごいと思いました・・・
「象死んだ魚嘔吐」の振り返りをワークでやるか悩んでいたのですが、今回はやりませんでした。
次回はやってみたいです。
その他
出張のvlog📹が以下のリンクから観れます!作曲+撮影+編集全部やったので楽しかったです。
今回の旅のイメージ掴みやすそうなので是非見てください!