Googleフォームの回答スプレッドシートにUUIDを付与する

Googleフォームの回答をスプレッドシートに記録するときに、回答一つひとつにUUIDを付与する方法です。

次の手順で設定していきます。

1. Googleフォームを作る
2. 回答用スプレッドシートを作る
3. 回答用スプレッドシートのApps ScriptでUUIDを付与するスクリプトを作成する
4. 回答用スプレッドシートのトリガーを設定する

Googleフォームを作る

いつものようにGoogleフォームを作ります。今回は承認アプリをイメージして、申請内容と承認者のメールアドレスを記入します。

回答用スプレッドシートを作る

Googleフォームの回答タブで、新規でスプレッドシートを作ります。説明を簡単にするために新規にしていますが、既存のスプレッドシートを選択しても構いません。

スプレッドシートを作成したら、UUIDを記録するため、最後の列に「ID」列を追加します。

回答用スプレッドシートのApps ScriptでUUIDを付与するスクリプトを作成する

上記で作成した回答用スプレッドシートの上部メニュー「拡張機能」から「Apps Script」を選択して、スクリプトエディターを起動します。

以下のコードを記入して、保存します。

function onFormSubmit(e) {
  const range = e.range;
  const sheet = range.getSheet();
  sheet.getRange(range.getRow(), range.getLastColumn() + 1).setValue(Utilities.getUuid());
}

Googleスプレッドシートのイベントのうち、フォーム送信のイベントを受け取り、追加した行の末尾にUUIDを付与するスクリプトです。

回答用スプレッドシートのトリガーを設定する

スクリプトエディターにトリガーを設定します。

• 実行する関数を選択
  • onFormSubmit
• 実行するデプロイを選択
  • HEAD
• イベントのソースを選択
  • スプレッドシートから
• イベントの種類を選択
  • フォーム送信時
• エラー通知設定
  • 今すぐ通知を受け取る

これで設定は完了です。Googleフォームで入力した情報が回答のスプレッドシートに表示されるとき、最後のID列にUUIDが記載されることを確認してください。