自己紹介
はじめまして。よりそうCTOの松尾です。
私のプロフィールはWantedlyに詳しく記載していますので、ご覧ください。
今回は2023アドベントカレンダーの記事ということもあり、組織開発のチャレンジの話をしようと思います!
よりそうって?
私たち「株式会社よりそう」は、「よりそう力で世界を変える」をミッションにしています。
簡単に言うと、シニアライフとエンディング市場で、もっと明るく、もっとスムーズな選択肢を提供することです。
その目標に向かって、「社会によりそうライフエンディングプラットフォームを創出する」ビジョンを掲げています。この分野は、ちょっと複雑で、情報も不透明なことが多い。でも、だからこそ、私たちのようなテクノロジーを駆使できるチームが、大きな役割を果たせます。
ライフエンディングプラットフォームは、生前から葬儀、その後の手続きまで、すべてをカバーするこがコンセプトです。BtoBtoCのモデルで、エンドユーザーにも、ビジネスパートナーにも直接価値を提供ます。人々の人生を少しでも明るく、少しでもやさしくするために、日々技術開発に取り組んでいます。
導入
今回は「よりそう」で取り組んでいる、新しいエンジニア職務等級制度(ジョブ型制度)の導入に伴う変化と挑戦について皆さんと共有したいと思います。2023年に行ったこの大きな変更は、エンジニアのスキルをより適切に評価し、長期的な成長と働きやすさを実現するための一歩です。
新しい職務等級制度について
ジョブ型制度は、ビジネススキルだけでなく役割と専門スキルを評価することに重点を置いています。この制度は、株式会社ゆめみ様のガイドラインを参考にしながらも、当社の状況に合わせてカスタマイズされています。
評価制度を社外に公開するのは素晴らしいことです。いずれは、弊社も公開したいと思っています。
アンケートサマリの紹介
2023年3月にリリースした新制度に関する社内アンケートを実施しました。ここでは、その主な結果と分析を共有します。
- 概ね理解出来ている状況
- 一方で新しい制度だからこそ、定期的な勉強会・研修会(インプット)やエンジニア同士での相互評価(アウトプット)を通じた制度への理解を深める機会を増やす必要がありそう
- テーマ「浸透」「理解」
- 従来の等級定義ではなくエンジニア向けの等級に対する定義を言語化しているため透明性についても一定担保出来ている状態
- 今後の課題としては今ある職務/近未来において発生し得る職務(または発生させたい職務)の具体的な定義の言語化とブラッシュアップが必要
- テーマ「言語化のブラッシュアップ」「各人の職務の開示」
- 以前よりは明確になっている
- 一方で、定性コメントでもある通り、今回のエンジニアの職務等級定義は「ゆめみ」様がベースになっており、よりそうの現場の実態を100%反映させたものにはなっていないため、部分部分に乖離が発生している状況。ここを改善することでよりそうにあった明確なキャリアパスが描けるようになる可能性が高い
- テーマ「よりそうの現場に即した職務定義の見直し」
- 評価に対する納得度も十分担保されている状態
- この部分は「全メンバーの目標の可視化・共有化」と「地道なコミュニケーション」の賜物によるものが大きいと推察。今後も現状の運用を継続、磨き込むことでより高められる
- ※ここは特段のテーマはなく今の運用を継続
- モチベーションの項目は今までの3つの設問の回答と相関関係あり。
- 制度の理解・浸透と職務定義の磨き込み、よりそうに職場環境に即した職務定義によって更なる向上が見込める
- テーマ「1~3」の項目の実行
今後の改善計画と具体的な施策
プロジェクトマネージャーコースの新設や既存職種のブラッシュアップを検討しています。これらの改善は、実際の働き方に合わせて職務内容を調整し、より効果的な評価制度を目指します。
来年3月にver1.1のリリースに向けて絶賛議論中です!
結論と次のステップ
「株式会社よりそう」の人事制度改革は、エンジニアのスキルと貢献を適切に評価し、成長と働きやすさを支援するための重要な一歩でした。しかし、市場の変化に適応し続けるためには、人事制度も進化し続ける必要があります。
次のステップとして、人事制度改善ワーキンググループを立ち上げ、社員のフィードバックと市場の動向を基に定期的な見直しと改善を行います。これにより、組織文化の一部として継続的な改善を実施し、社員の参加と意見を重視する体制を築きます。