一時期Twitterで爆発的に話題になったエレコムの例のAPこと、WAB-I1750-PS。
10年ものの型落ちと言え、定価3万6000円の業務用の製品の新品が1800円しないくらいで買えたのはアツかった。
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おお!エレコム法人向けAP祭り、在庫復活してた。一台Get!https://t.co/65xRqPli3h pic.twitter.com/atuK11WSdu
— イチロヲ📛 (@ichirowo) February 27, 2024
現在は公式の方でも定価の3万6000円で売っており、また、中古もパット見た感じ5000円台と割高感が否めないため、今から買うのはオススメできない。今回は私がセットアップして効果的だった設定等を紹介する。
目次
1.買ったらインターネットに繋げずセットアップしよう。
2.ipアドレスを固定しよう。
3.速さを求めるならオートチャンネルをオフにしよう。
4.再起動スケジュールを設定しよう
5.まとめ
1. 買ったらインターネットに繋げずセットアップしよう。
まず、買ってビビったのが最初から無線がオンじゃないという点に驚いた。やはらそこは業務用だなと思った。LanポートがあるPCがないとWi-Fiがオンにできないから気をつけたほうがいい。
そして最初にインターネットに繋いではならない。インターネットに繋いだら振られるipアドレスが変わっちゃうから設定画面に入らなくなる。私はここで詰まった。そのため、最初はLanケーブルとパソコンだけを繋いでセットアップしよう。
設定画面には
- パソコンのIPアドレスを192.168.3.2
- サブネットマスクを255.255.255.0
にしてから
- ブラウザのアドレスバーに192.168.3.1と打つと入れる。
2. ipアドレスを固定しよう。
インターネットに繋いだらルータが勝手にipアドレスを振っちゃうので毎回ログインするためのipアドレスが変わってしまう。そのため、最初から固定しよう。
システム構成のLan側IPアドレスのところで変えよう。
私は以下のように変更した。
- IPアドレス割り当て → 静的アドレス
- IPアドレス → 好きなアドレスに。ルーターのアドレスと最後の数字以外一緒のほうが後々助かる。 例 ルーターのアドレスが192.184.1.1なら192.184.1.2のように最後のコンマの後だけ変える。
- サブネットマスク → ルーターと同じでいいと思う。
- デフォルトゲートウェイ → ルーターを指定しよう。ここは設定しなくても問題なく動作するが、設定したほうが後々助かる。windowsならコマンドプロンプトでipconfigと打つとわかる。
DNSサーバー
私はcloudflareのやつを使っている。他にもgoogleとかあるから好きなのを設定しよう。
- プライマリアドレス → cloudflareは1.1.1.1 googleは8.8.8.8
- セカンダリアドレス → cloudflareは1.0.0.1 googleは8.8.4.4
3. 速さを求めるならオートチャンネルをオフにしよう。
Wifiはチャネルが高いほど速度が出る。オートチャンネルだとふとした拍子に低いチャネルが選択され遅くなる。安定性を求めるならそれで問題ないが、常に速さを求めるならチャネルを固定しよう。Wifi analyzerとかで周りに干渉する周波数がないことを確認して固定しよう。
選び方
チャンネル帯域幅が最大のやつが選べ、その中で選べる最大のチャネル。今回の場合、最大のチャネル帯域幅の80MHzが選べるのが、128までなので特に問題ない場合128を選んだほうがいいだろう。
4. 再起動スケジュールを設定しよう
今回のAPは定期的に再起動しないと不安定になる。そのため、再起動スケジュールを設定しよう。そのためには日時をNTPで同期しないといけない。
NTPタイムサーバーを有効にしよう。この際、2で紹介した通りにIPアドレスとデフォルトゲートウェイが設定できないと同期できない。
次に再起動スケジュールを設定しよう。これは普通に設定で有効にして、スケジュールを設定するだけでできる。
おまけ
私は「速度と通信方式」の設定のところを自動ではなく、1000Mbps全二重通信方式にしてる。効果は実感できないが、自動より良いだろうとなんとなくしている。
5. まとめ
速度は300Mbpsくらいと現代だと遅く感じるが、実用上は問題ない。POEが使えたり、細かく設定できるのは嬉しいが、高く見積もっても現代では3000円くらいの価値しかないと思う。それ以上出すなら新品で市販のAP買ったほうが楽だし、速度が早く幸せになれると思う。コンセント周りがごちゃごちゃしなくなったのはPOEにしてよかったなと思っている。
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